出版社内容情報
大きくて強くて勇ましくて知恵ある女の子が、村の人たちを困らせていた大グマを退治します。ユーモアたっぷりの愉快なお話が、ダイナミックに描かれています。読むと元気がわいてくる絵本です。
全国学校図書協議会選定図書
小学校低から
内容説明
ゆうかんな男の子や力もちの男の子、ちえのある男の子のはなしは、これまでにたくさんかたりつがれ、えがかれてもきた。けれどもこれは、ゆうかんで力もちでちえのある大きな女の子のおはなし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
45
絵がきれいです。世界一大きな女の子、青い瞳に水色のワンピースが似合う、清楚な感じの女の子ですが、村を荒らしていたクマを退治するお話。闘う場面で友情が芽生えるのかと思ってしまいましたが、ちゃんと退治して、肉はみんなで食べ、毛皮は女の子が持ち帰りました。なんだかすごい話。2017/04/15
りー
30
大きな女の子が畑を耕したりとかそういう牧歌的な話なんだろうなと頁を開いてみたら、女の子、予想以上のパワフルだった。可愛い話とかそういうのを求めて読むときっと期待を裏切られるけれど、何も考えずに読み始めると女の子の活躍シーンに思わず吹き出しそうになる驚きの展開。ある意味爽快感溢れるスケールの大きなお話だった。2014/09/21
ブルちゃん
25
粋な語り口調が楽しいので、スラスラ楽しく読んだし、娘も入り込んで楽しく聞いていた😌!2025/04/12
うとうと
19
テネシー生まれのアンジェリカは、勇敢で力持ちで、知恵のある大きな女の子。あるとき、みんなを困らせていた大グマ「じごくのならずもの」を退治します。/アンジェリカはほんとに大きくて、両親とのサイズ感に笑ってしまう。でもレディなのよね。 いろいろ活躍してるのに、大グマ退治に向けて「おまえはいえでさいほうでもしてろ」なんて言う、頭が古い男たちには驚いちゃう。 絵は本物の木を削った薄い板に描かれているそうで、味があります。が、そのために出版までにさまざまなトラブルがあったらしい。印象的な絵本です。2022/03/13
たまきら
18
アメリカらしいフォークロアで、オタマさんと大笑い。クマ退治を願い出に行き、あらくれ男子に「家で縫い物してれば?」と言われ平然と「あら、それって男の仕事じゃなかったかしら」と言い返す部分でオタマ大受け!「女の子なんだからだめ」と言われるのが嫌だったすべての女子が共感できると思います。…オチはよくわかんないけど。2016/05/06