目次
第1部 「仲間指向性」という現象(子どもの問題は親の問題;歪んだ愛着、墜ちた本能;私たちの間違い)
第2部 仲間指向性は、どのように親の子育てを妨げるのか(子育ての力が衰えている;愛着が親と対立するとき;子どもはなぜ反抗するのか;仲間文化には深みがない)
第3部 仲間指向性は、どのように子どもの健全な発達を妨げるのか(感情からの危険な逃避;未熟さから抜け出せない;いじめの加害者と犠牲者;教えにくい生徒たち)
第4部 どうやって子どもを取り戻すか(子どもを引き寄せる;親子のつながりを維持し、力をもたらす;親子関係を壊さないしつけ)
第5部 仲間指向性の予防(親は仲間の競争相手ではない;拡大家族の再生)
著者等紹介
ニューフェルド,ゴードン[ニューフェルド,ゴードン] [Neufeld,Gordon]
バンクーバー在住の臨床心理学者で、子どもの発達についての第一人者として世界的に知られている。主宰するニューフェルド研究所(Neufeld Institute)では、自ら開発した、親、教育者、支援者のための多くの講習を世界各国で行っている。一見して複雑に見える子育てや教育の問題を解決する手がかりを見つけ出すことで定評がある
マテ,ガボール[マテ,ガボール] [Mat´e,Gabor]
医師。ストレス、心身の健康、ADHD、子育て、依存症について引っ張りだこの専門家で、北米だけでなく世界中の保健関係者、教師、一般の人々に講演をしている
小野善郎[オノヨシロウ]
和歌山県立医科大学卒業。和歌山県子ども・障害者相談センター、宮城県子ども総合センターなどを経て、2010年より和歌山県精神保健福祉センター所長。日本精神神経学会専門医、日本児童青年精神医学会認定医
関久美子[セキクミコ]
山形県立看護・保健学院、都立駒込助産婦学科卒業。看護師、助産師として勤務の後、1990年に渡米し、1996年にニューヨーク州看護師資格を取得。国際インファント・マッサージ・インストラクター。2004年より出産・育児支援グループ「NYすくすく会」を設立し、邦人の子育て支援に携わっている。現在、在ニューヨーク日本国総領事館医務班に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。