出版社内容情報
激動の革命期におけるロシア・ソビエトの心理学の動向を天才心理学者の理論と対比することで浮き彫りにする。革命という大転換期にあり、また基礎科学に重きをおいたロシア・ソビエト時代の心理学の動向を、同時代に活躍した天才的な心理学者の理論と対比することで浮き彫りにする。
中村和夫[ナカムラカズオ]
著・文・その他
目次
第1部 10月革命前の争乱期におけるロシアの心理学(革命前の社会的、政治的な状況;革命前の心理学の状況;同時代の日本との比較と日本での受けとめ)
第2部 10月革命後~スターリン独裁の成立期(1917~1930年代)におけるソビエト心理学(革命後~スターリン独裁の成立期の社会的、政治的な状況;革命後~スターリン独裁の成立期の心理学の状況;同時代の日本での受けとめ)
第3部 ヴィゴーツキー理論と現代をつなぐ(ウィゴーツキー理論と身体運動意味論―内言の意味と身体との接点)
著者等紹介
中村和夫[ナカムラカズオ]
1948年東京に生まれる。1967年東京都立両国高等学校卒業。1971年東京大学教育学部教育心理学科卒業。1976年東京大学大学院教育学研究科(教育心理学専攻)博士課程中退。愛媛大学、東京水産大学(現東京海洋大学)、神戸大学での勤務を経て、京都橘大学教授。専門は発達心理学、教育心理学。1998年、博士(教育学、東京都立大学)。2005年、東京海洋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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