目次
1章 教会で叫びたかった少女―自閉症児の認知世界
2章 空白の時間―一過性の全健忘
3章 二度目の初対面―相貌失認をかかえた生活
4章 ものを見分ける才能―顔の認知処理の過程
5章 二本足のリンゴ―脳損傷によるイメージ傷害
6章 キリンの足は長い―脳損傷による視覚記憶の障害
7章 光のない世界―全盲の子どもの豊かな想像力
8章 クリスマス・ツリーズ―言語障害を運ぶ遺伝子
9章 言葉のメロディ―脳卒中発作による単語の聴理解の障害
10章 ふたつの脳―脳梁切断による右脳と左脳の分離
著者等紹介
キャンベル,ルース[キャンベル,ルース][Campbell,Ruth]
博士論文は大脳半球の側性化と顔認知の研究。とくに言語的および非言語的認知プロセスの違いに関心があり、そのため言語障害をもつ神経学的患者や言語障害をもたない患者の読唇能力に関する特殊な研究をおこなっている。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジの心理学教授
本田仁視[ホンダヒトシ]
1948年福島県生まれ。1978年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。新潟大学人文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。