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内容説明
本書は、看護者が専門教育を受けたという自負心から、患者やその家族、ないしは疾患を無意識的に自分からはかけ離れたものとしてみようとすることを否定する視点から書かれている。しかしだからといって患者と一体化し、その悲しみや苦しみをわがことのように受けとめようとする看護者になることを望んだものでもない。臨床の知とはあくまでも、看護者‐患者の相互性の中に見いだされるべきなのであり、本書の目的は、その相互的な関係性の中に存在する自己と他者を再発見する基礎を学び、将来それを展開していくところにある。
目次
1章 医療・看護場面でのこころの展開
2章 看護学生の心理
3章 自分の性格を知る
4章 患者・看護者の感情とその処理
5章 看護者と患者の人間関係
6章 生涯発達心理学からみた心身の発達
7章 小児期患者の心理とその特徴
8章 思春期・青年期患者の心理とその特徴
9章 成人期患者の心理とその特徴
10章 老年期患者の心理とその特徴
11章 産婦人科領域患者の心理とその特徴
12章 精神神経免疫学の視座―病は気からを科学する
13章 ターミナルケアと死の受容