出版社内容情報
私は、自分自身が歩み、86歳に到達して、「これが人生の幸福だ」「これが快い老後=快老だ」と考えるものを、包み隠さず書き記すことにした。若いときから『知的生活の方法』をはじめ「生き方」の本を世に問うてきたのだから、それに対するアンサーブックを書くことも務めの一つであろう。読者が各々の「希望」を胸に人生を歩むときの、一つのマイルストーンとなれば幸いに思う(第1章より抜粋)。
衰えぬ知的生活、家族、お金、健康、「あの世」のこと……。ベストセラー『知的生活の方法』から40年を経て著者が辿りついた「人生の至福」についての結論と、知的で快い生き方の真髄。「知の巨人」による晩年のレポート。
『実践・快老生活』を改題の上、文庫化。
【目次より】
●第一章:「歳をとる」とはどういうことか
●第二章:凡人にとって本当の幸福は「家族」である
●第三章:「お金」の賢い殖やし方、使い方
●第四章:健康のために大切なこと
●第五章:不滅の「修養」を身につけるために
●第六章:次なる世界を覗く――宗教・オカルトについて
●第七章:「幸せな日々」のためにやるべきこと