出版社内容情報
なぜ、京都の寺社のほとんどが渡来系なのか?
本書は、平安京の裏側を掘り起こし、「日本人の正体」に迫った1冊です。「雅な京都」の正体とは。本当は怖い「平安京」の真実とは何か。
歴史の痕跡に秘められた、知られざる京都の闇に迫る。
(本書の主な内容)
●宇治で起きていた古代史の悲劇
●祟りから逃げに逃げた桓武天皇
●平安京に祀られる寺社のほとんどが渡来系
●平安京のパワーを独占していた秦氏
●藤原氏に莫大な土地を献上した武士たち etc.
「京都には、これまで語られることのなかった秘密がゴロゴロしている。目を凝らせば、あちらこちらに『京都の古層』が埋もれていて、そこに、『京都の正体』を探るための手がかりが隠されている。 京都の裏側を掘り起こしていけば、日本人とは何か、天皇とはどういう王権なのか、われわれが知りたくて仕方がなかった「歴史の真相」が、輪郭を現してくるはずである。本当の京都、すなわち、本当の日本を探しに出かけよう」(本書「はじめに」より)
『京都の闇』を改題し、文庫化。
内容説明
なぜ、京都の寺社のほとんどが渡来系なのか?平安京の裏側を掘り起こし、「日本人の正体」に迫る!
目次
第一章 「雅な京都」はいかにして誕生したか(なぜ、古墳時代は京都から始まらなかったのだろう;ヤマト(奈良)は「西に突き出た東」だった ほか)
第二章 平安京と渡来人の雄・秦氏(京都のヘソ;六角堂で聖徳太子に出会った親鸞 ほか)
第三章 呪い、呪われた平安京の悲劇(私鉄に無視されるJR京都駅;ピンポイントで恨みを晴らした菅原道真 ほか)
第四章 現代に残る平安京の裏事情(百人一首と嵯峨野の「裏」;愛宕山の天狗と空海の正体 ほか)
終章 「東」に復讐された平安京(京都東インターを下りると、そこは藤原の巣窟;涙が出てくる清水寺 ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- フライパン蒸し煮