出版社内容情報
元素は現在、全部で118種類ありますが、天然にあるのは約90種類です。その約90種類の元素が、1億を超える地球上の物質や宇宙にある物質も含めて、さまざまな種類の物質を織りなしています。元素は結びつく相手や結びつき方を変えて膨大な物質(万物)をつくりあげているのです。
本書は、天然にあるものとないもの計118種類、原子番号1「水素」から原子番号118「オガネソン」まで、すべての元素の世界を、身近で興味深い話題に結びつけながら、やさしく解き明かしています。学校で習った理科や化学が苦手だったとしても知的好奇心をもって元素の世界を知りたい人に、最適です。
●太陽エネルギーの源は水素の核融合
●天然塩(自然塩)のつくり方
●鉛筆はなぜ「鉛の筆」というのか?
●タバコを吸うと被ばくする?
●ローマ時代の水道管、などというように、興味深い話が満載です。
好評書籍の情報をアップデートして文庫化。読みだしたら止まらない一冊。
内容説明
太陽のエネルギー源は水素の核融合。天然塩(自然塩)のつくり方。ローマ時代の水道管。鉛筆はなぜ「鉛の筆」というのか?タバコを吸うと被ばくする!?痛快!118種類の元素のはなし。
目次
1 原子番号1~18(H 水素;He ヘリウム ほか)
2 原子番号19~54(K カリウム;Ca カルシウム ほか)
3 原子番号55~86(Cs セシウム;Ba バリウム ほか)
4 原子番号87~118(Fr フランシウム;Ra ラジウム ほか)
著者等紹介
左巻健男[サマキタケオ]
東京大学非常勤講師。東京大学教育学部附属中・高等学校(現:東京大学教育学部附属中等教育学校)教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授、法政大学教授などを経て現職。専門は理科教育。大学生に講義をするのはもちろんだが、ときには小学生に授業をしたり、先生方に理科教育の指導をしたり、一般向けに「ニセ科学の見破り方」などの話をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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