PHP文芸文庫<br> 相剋―警察小説傑作選

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相剋―警察小説傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569901930
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

新宿署で煙たがられる鮫島。のちに彼の理解者となる上司・桃井との出会いを描く「区立花園公園」(大沢在昌)、銘酒を守るため、完全犯罪を企図した男の小さなミスを福家警部補が突く倒叙ミステリ「月の雫」(大倉崇裕)、他班の同じ刑事・安積に敵愾心を燃やす相楽。二人が抱えるそれぞれの事件が交錯し……「オブリガート」(今野敏)など、組織を率いる上司と現場の捜査官、ライバルの刑事同士など、各々の矜持が衝突する警察小説の秀作五篇を収録。
文庫オリジナル。

内容説明

新宿署で煙たがられる鮫島。のちに彼の理解者となる上司・桃井との出会いを描く「区立花園公園」(大沢在昌)、銘酒を守るため、完全犯罪を企図した男の小さなミスを福家が突く倒叙ミステリ「月の雫」(大倉崇裕)、同僚の安積に敵愾心を燃やす相楽。奇しくも二人が抱える事件が交鎖し…「オブリガート」(今野敏)など、組織を率いる上司と現場の捜査官、ライバルの刑事同士、各々の矜持が衝突する警察小説の秀作五篇を収録。

著者等紹介

西上心太[ニシガミシンタ]
文芸評論家。1957年生まれ。東京都荒川区出身。文芸評論家、ミステリ評論家。早稲田大学法学部卒。同大学在学中はワセダミステリクラブに在籍していた。主にミステリ作品の評論をしている。日本推理作家協会員でもあり、数々の推理小説で巻末解説を担当している

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、愛知県生まれ。79年、『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年、『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門を受賞。94年、『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2004年、『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、10年、日本ミステリー文学大賞、14年、『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞

藤原審爾[フジワラシンジ]
1921年、東京生まれ。文芸同人誌の手伝いをする傍ら創作を始める。47年、文学史上に残る名作『秋津温泉』を発表。52年、『罪な女』他で第27回直木賞を受賞。純文学からサスペンス、任侠小説、ハードボイルド、社会性の強い作品や動物小説、ユーモア小説など、幅広い作品を執筆し「小説の名人」とうたわれた。84年、逝去

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp‐town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる

大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年生まれ。京都府出身。学習院大学法学部卒業。97年、「三人目の幽霊」で第4回創元推理短編賞佳作を受賞。98年、「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞

今野敏[コンノビン]
1955年、北海道生まれ。上智大学在学中の78年、『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て作家に。2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、17年「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いつでも母さん

157
西上心太さんによる警察小説傑作選の第二弾は『葛藤を抱え真相に迫る刑事たち』と帯にある相剋。ー相剋とは対立するものが互いに相手に勝とうと争うことー藤原審爾さんはお初の作家さん。大沢さんの新宿鮫の鮫島と今野さんの臨海署安積班の相良に久しぶりに会った。一方的に対立してる(と思ってる)感じなので相剋はどうだろう?お思いつつ5話のアンソロジー楽しく読んだ。2022/01/27

KAZOO

92
5人の作家による警察小説です。大沢さんと今野さんの作品は既読ですがこのように様々な作家の中に入れてくれると再度読んでも楽しめます。他の方々の作品もお楽しく特に庄司さんの作品は私にあっているようなのでこんご「東京バンドワゴン」シリーズも手に取ってみたいという気がしました。2022/03/18

ゆみねこ

87
警察小説の名手5人の作品。藤原審爾さん、懐かしく拝読。大沢在昌さんは新宿鮫のエピソード0、小路幸也さんは駐在所シリーズから、大倉崇裕さんと今野敏さんは未読のシリーズ。どれも面白くてお得な1冊。2022/02/23

sin

64
『相剋』と云うタイトルの元に集められた警察小説、鮫島;これはその課長の物語…鮫島の男に感化されたか魂を取り戻す。山辺;“ザ・デカ”リアルな刑事と云う職業。周平;地方の駐在…警察は本来、人を裁かないものなのだが、理屈は揃えられているが、人情と見えて危うい関係かも?福家;彼女に取り憑かれたら(笑)もう逃れられない。相楽;立場に不満…安積をライバル視するも刑事モノによくある陰湿な人柄ではない。自分的には福家を除いていずれの刑事も内省的で“相剋”と云ったようなヒリヒリとした感じは受け取れなかった。2022/01/20

きりん★

48
警察小説アンソロジー、矜持の第二弾との事で読みました。圧倒的に大沢さん今野さんの短編集が面白かった。前回もこんなレビューだったような気がするのですが、新宿鮫と安積シリーズを早く読んでみたいな〜🥺2022/08/27

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