出版社内容情報
「読む力」は表現力の基本。
「読む力」以上の「聞く力」「話す力」「書く力」を持つ人はいない。
本書では、“佐藤優をつくった”百科事典の使い方、哲学書はどうやって読むか、Wikipediaなどネット情報との付き合い方、使い方を徹底的に解説する。
◎情報が氾濫するネット社会で、世界を多元的に見る、知の使い方
・哲学書をどう読み進めるか
・必ずしも原著を読む必要はない
・哲学者の社会への視点をつかむ
・現実世界は常に「運動」している
・社会生活の悩みにヘーゲルを生かす ……
こういう時代状況に歯止めをかけることができるのは、古典的な啓蒙だと思う。ポストモダニズムの流行以後、私たちが軽視していた旧来型の教養を取り戻さなければならない。(本書「まえがき」より)
★★本書は朝日カルチャーセンター新宿教室で行われた講座「知の操縦法」(2015年4~5月、10~12月)をもとに再構成・加筆された『知の操縦法』(平凡社/2016年12月刊)を文庫化したものです。
内容説明
“哲学書をどう読み進めるか”“必ずしも原著を読む必要はない”“哲学者の社会への視点をつかむ”“現実世界は常に「運動」している”“社会生活の悩みにヘーゲルを生かす”情報が氾濫するネット社会で、世界を多元的に見る、知の使い方。
目次
第1章 いま求められている知とは何か
第2章 知の枠組みを身に付ける
第3章 知の系譜を知る
第4章 哲学の知を生かす
第5章 知の技法を培う
第6章 知を実践する
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
作家。元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、本省国際情報局分析第一課において、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕され、2005年に執行猶予付き有罪判決を受ける。2009年に最高裁で有罪が確定し、外務省を失職。2013年に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。2005年に発表した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。2006年に『自壊する帝国』(新潮社)で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞、2020年に第68回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきら
マエダ
金吾
しま
RmB