出版社内容情報
シリーズ累計10万部突破!
死神、九十九神、福の神……
現代社会に溶け込むように存在している八百万の神々と、人間達とのちょっと不思議なふれあいを描いた、切なくも心温まる連作短篇シリーズ第二弾。
【内容例】
●ある消防士が出動すると、勝手に火が消えてしまう。その意外な理由とは?(「天狗さまのもとに」)
●銃で撃たれた女子高生が、死の淵で恋をした男の正体は……(「死神に恋」)
●夢遊病に悩む漫画家は、コインランドリーで美しい女性と出会うが(「眠れぬ夜の神様」)。
――など、全10篇を収録。
文庫オリジナル。
内容説明
ある消防士が出動すると、勝手に火が消えてしまう。その意外な理由とは?(「天狗さまのもとに」)、銃で撃たれた女子高生が、死の淵で恋をした男の正体は…(「死神に恋」)、夢遊病に悩む漫画家は、コインランドリーで美しい女性と出会うが(「眠れぬ夜の神様」)。現代社会に溶け込むように存在している神々と、人間達とのちょっと不思議なふれあいを描いた、切なくも心温まる連作短篇シリーズ第二弾。文庫オリジナル。
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp‐town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
285
10月は神無月。八百万の神達が人間界で、ひっそり大胆に活動してるんだから、神殿には神様がいなくなるわけだ。といことで、シリーズ二作目。正直、前作の話は忘れてるんだけど、死神と貧乏神は、悪い奴、いや失礼、ホントはいい神様なんだよね。新たな神様が登場して、神々の遊びを楽しみ…、いや失礼、神様としての仕事をしつつ、人間達とふれあってく。なんとも、ほのぼのとして、ほっこり、小路幸也ワールドを堪能できました。気づいてないだけで、すぐそばに神様がいるかもしれませんね。 2021/10/09
合縁奇縁
229
現代社会に溶け込むように存在している八百万の神々と、人間達とのちょっと不思議なふれあいを描いた、切なくも心温まる連作短篇シリーズ第二弾。死神、貧乏神、福の神、九十九神、風神、天狗、お地蔵様、仙人まで登場。「戌の日に」の話に泣いた。家政婦さんの意外な正体に涙が止まらかったです。神様と遭遇する確率が非常に高いレアな人間の彼は、死神をいつでも呼べるようになり、今度はどんなレアな神様と遭遇するのか楽しみです。身近に神様が見守ってくれているのって良いなって思います。2024/03/02
寂しがり屋の狼さん
187
シリーズ2作目📕今回も様々な神様との繋がりがおもしろい(◕ᴗ◕✿)優しい気持ちになれる作品💞2022/11/13
いつでも母さん
181
神さま達にまた会えた。そこは小路さんだもの、暖かな空気が優しく私を包み込む。波立つ心も凪を迎える。そう安心して小路ワールドに浸れるのが心地良いのだ。仙人にお地蔵様、八咫烏にお稲荷さん・・「死神の幸生さん」私も出会いたい。またいつか三弾目を待つとしよう。2021/09/29
シナモン
145
神様は姿を変えて私たちに近づいてくるんだなぁ。自分の日常でももしかしているんじゃないかな、なんて思ったりして。小さな福が重なりあって平穏無事な毎日が続いていく。感謝だな。2作目もいろんな神様の活躍にほっこりでした。2021/10/18