出版社内容情報
今度の敵は陰陽師集団!?
〝新技″習得に励む大たちは、古都を危機から救えるのか――
古賀大が「あやかし課」に配属されて、早一年。桜満開の春の京都では、任務中の大達が謎の式神に襲われたり、京都文化財博物館に窃盗団から予告状が届くなど、不穏な事件が多発していた。その裏に陰陽師がいると踏んだ大達は、晴明神社の陰陽師隊員とともに事件解決に臨むことに。一方、祇園では舞妓達が悪夢に魘(うな)されているようで……。
第七回京都本大賞受賞の大人気シリーズ、緊迫の第五弾!
文庫オリジナル。
内容説明
古賀大が「あやかし課」に配属されて、早一年。桜満開の春の京都では、任務中の大達が謎の式神に襲われたり、京都文化財博物館に窃盗団から予告状が届くなど、不穏な事件が多発していた。その裏に陰陽師がいると踏んだ大達は、晴明神社の陰陽師隊員とともに事件解決に挑むことに。一方、祇園では舞妓達が悪夢に魘されているようで…。第七回京都本大賞受賞の大人気シリーズ、緊迫の第五弾!文庫オリジナル。
著者等紹介
天花寺さやか[テンゲイジサヤカ]
京都市生まれ、京都市育ち。小説投稿サイト「エブリスタ」で発表した「京都しんぶつ幻想記」が好評を博し、同作品を加筆・改題した『京都府警あやかし課の事件簿』(PHP文芸文庫)でデビュー、第七回京都本大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
55
塔太郎の父親と直接対決になるかと思ったら、まだ彼は姿を見せず…塔太郎と大の想いのすれ違いがもどかしい。2021/05/12
はにこ
53
大があやかし課に来てまだ1年しか経ってないんだね。それでも日々の精進のおかげですごい成長している。他の課員も頑張ってるね。今回は陰陽師集団?との戦い。大が花街に潜入したりして面白かったなぁ。舞妓さんてそんじょそこらの覚悟ではできないね。大と塔太郎の関係がもどかしいけど、親玉との対決をしないとだね。2025/03/29
よっち
41
古賀大が「あやかし課」に配属されて早一年。大たちが新技習得に励む中、桜満開の春の京都で不穏な事件が多発する第五弾。任務中に謎の式神に襲われるの大たち、京都文化財博物館に届いた窃盗団から予告状、悪夢に魘されている祇園の舞妓たち。今回、陰陽師の隊員も出てきて、塔太郎の父の現在もみえてきたようですけど、不器用な両片想いでなかなか踏み込めないもどかさはあっても、大と塔太郎の甘酸っぱい関係性は鮮烈で、今回総代も頑張ってはいたものの、積み重ねたその想いはそろそろどうにも止まらない感じになってきましたかね…続刊に期待。2021/05/07
らび
30
春爛漫の京都。もうそれだけで目が泳いじゃいますね~なのにあやかし課は不穏な式神に襲われるわ、妙な予告状が届くわで雲行きがあやしくなり。。清水寺の戦い以上の苦戦を強いられる展開に、警察側も総動員体制で色んな人物や新技のお目見え、大(マサル)の舞妓さん姿に塔太郎との胸キュンシーンなど楽しかったです。総代君も捨てがたいですけど塔太郎一筋なんだな、やっぱり。2人の文通可愛かったです。2021/05/19
本詠み人
26
美しい桜に囲まれた春爛漫な京都を舞台に、主人公 大(まさる)が奮闘する第5弾!今回もストーリーはもちろんのこと、桜の名所や京都文化財博物館(略して文博)、晴明神社と陰陽師、祇園の置屋文化など、知らなかった京都の魅力がこれでもかってほど語られる所が素晴らしいと思う。作者さんの京都愛を強く感じるシリーズ。ふたりの想いもそろそろ新しい局面を迎えるか?次作が待ち遠しい❣️2021/05/05