出版社内容情報
財政難の劇団を救うため、女子高生劇団員がレンタル家族のお仕事に挑む!? 居場所がないと悩む全ての人に贈る、感動の青春&家族小説。
内容説明
元・人気子役で高校生の杉崎結菜。幼い頃から仕事をしていたため友達もおらず、オファーが減ったことで両親も不仲に。それでも、所属する浜松の劇団で懸命に演技を学んでいたが、ある日劇団の経営が行き詰まっていることを知る。その危機を救うため、座長から「レンタル劇団員」として、ある家族の娘になってほしいと頼まれたのだが…。自分の居場所がないと悩む全ての人に贈る、心温まる成長物語。
著者等紹介
いぬじゅん[イヌジュン]
小説家。2014年、『いつか、眠りにつく日』で、第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し、書籍化(スターツ出版文庫)。15年、『北上症候群』で、「OtoBonソングノベルズ大賞―音楽を感じる小説 DREAMS COME TRUE編」にて入選、電子書籍化された(エムオン・エンタテインメント)。19年、『この冬、いなくなる君へ』(ポプラ文庫ピュアフル)で、第8回静岡書店大賞―映像化したい文庫部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寂しがり屋の狼さん
64
元・人気子役で高校生の杉崎結菜は、所属する劇団の経営が行き詰まっていることを知る。その危機を救うため、冬休みの間『レンタル劇団員』として、ある家族の娘とになってもらいたいと座長より頼まれ…言葉で伝えることの大切さ、自分の居場所に悩む方にお勧めの心温まる物語(◕ᴗ◕✿)2021/11/23
桜📕のベルズ
22
レンタル劇団員という設定で、即興の演劇を行う結菜。帯に書いてある『偽物の家族』という表記は私は嫌だと思った。最初は結菜だけ選ばれたと思っていたけれど、色々な人がレンタル劇団員としてそれぞれの役を演じていた。大切な人を失った悲しみと後悔はきっと、一生背負うことになる。そうならないために、思いはきちんと伝えないといけない。2021/06/27
沙耶
20
初読み作家さん。すごく読みやすかったです。設定はちょっと無理があったけど、考えさせられる言葉がたくさんあって、少し生きるのが楽になるような言葉もあってすごく良かったです。特におばあちゃんの言葉がすごく良かったです。結菜と拓也の関係も理想的な関係で面白かったです。これからもこの作家さんの作品を読んでいきたいなぁって思いました。2021/04/15
RONALDO9
8
切ないようでほっこりする小説で レンタル劇団員という題材も新鮮でした。 最後少し上手くまとめすぎかなーといった感じは ありましたが、 面白かったです。2021/10/03
あかりんぽん
7
レンタル家族というすごく珍しいテーマで、とても面白かった!演技で人を救うことが出来るのは素晴らしいことだと思った!2025/01/16