出版社内容情報
冬の京都で絡み合う切ない三つの恋心……
第七回京都本大賞受賞の大人気シリーズ、仕事も恋も新展開の第四弾!
京都府警「あやかし課」に配属されて初めて迎える冬。滋賀の日吉大社への出張など、より仕事に励む古賀大だったが、想いを寄せる先輩・坂本塔太郎が何かに悩んでいることに気づく。ところが、悪戯好きな熱狐たちを補導するため向かった伏見で、あるすれ違いをきっかけに、塔太郎に距離をおかれるようになってしまい……? そんな折、同期の総代和樹との関係にも変化が!?
文庫オリジナル。
内容説明
京都府警「あやかし課」に配属されて初めて迎える冬。滋賀の日吉大社への出張など、より仕事に励む大だったが、想いを寄せる先輩・塔太郎が何かに悩んでいることに気づく。さらに、悪戯な熱狐たちを補導するため向かった伏見でのすれ違いをきっかけに、塔太郎に距離をおかれるようになってしまい…?そんな折、同期の総代との関係にも変化が。第七回京都本大賞受賞の注目作、波乱の第四弾!
著者等紹介
天花寺さやか[テンゲイジサヤカ]
京都市生まれ、京都市育ち。小説投稿サイト「エブリスタ」で発表した「京都しんぶつ幻想記」が好評を博し、同作品を加筆・改題した『京都府警あやかし課の事件簿』(PHP文芸文庫)でデビュー、第七回京都本大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
153
シリーズ第4弾。古賀大(こがまさる)…4巻目にしてようやく違和感なくすっと入れた。大もあやかし課の仕事に慣れ、たくましさを感じたところに綴られる恋模様。お互いを思いやるが故の大と塔太郎のすれ違い。そこに割って入るまさかの総代君。この人がまた良い人なだけに難しい…。大とまさるの成長とともにこの三角関係の行方も気になりますね。事件や日常にも京都、滋賀の風情が感じられて旅行に行けない今、脳内トリップを楽しむことができました。次巻も楽しみです。2020/12/15
坂城 弥生
51
塔太郎の実父が嫌~な存在感を醸し出してきました。渡会とも関係あるようで…どうか平穏に、と思ってしまいます! 今回、まさるの視点からのお話もあって、新鮮でした。あと、かりんと饅頭ってあっちこっちにあるんですね…どこが発祥なんだろう?2021/02/16
はにこ
45
大と塔太郎の関係の雲行きが怪しい。塔太郎の実父の存在が塔太郎を悩ませる。自分と関わると大に幻滅されると距離をおく。そりゃ理由もわからず遠ざけられたら大もショックよね。総代くん、エエ子だけど、取られちゃうよー。まさるの自我がどんどん芽生える興味深い巻でもあった。心身ともに成長するまさる。大と共存していけるのかな。塔太郎の実父との戦いとともに楽しみ。2024/05/26
よっち
32
京都府警「あやかし課」に配属されて初めて迎える冬。より仕事に励む古賀大が、想いを寄せる先輩・坂本塔太郎が何かに悩んでいることに気づく第四弾。滋賀の日吉大社への出張、悪戯好きの熱狐たちを補導するため向かった伏見でのすれ違い、そこから少しずつ距離を置くようになってゆく塔太郎。何でそうなっちゃったのかな…と二人の苦悩がどうにももどかしくて、大の昔の先輩を巡る様々な苦悩も切なかったですけれど、あれだけ濃い展開を乗り越えたのに結末は…と少し脱力してしまいました(苦笑)いつか塔太郎が乗り越えた時を楽しみにしています。2020/09/09
らび
31
恋愛要素もいいけど今回は全面に押し出されていてあやかし課の戦闘モードがほとんどなく、塔太郎の父が今後色濃く絡んできそうなので伏線を張ったのでしょうか。大(まさる)が傷つき寝てしまった間、男の子のまさるが恋に落ちるとか中々に複雑でしたが、ちゃんと1人の存在として認知されているしバトンタッチも上手くいくようだし、これでまさるが言葉を発することが出来るようになるといいですね。2020/10/05
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