出版社内容情報
第38回うつのみやこども賞を受賞した話題作、『嘘吹きネットワーク』の待望の続編!
ネットの情報に息を吹きかけ、その揺らぎによって対象が事実かどうかを見分けることができる「嘘吹き」という能力を持つ、中学1年生の錯。そして、錯と同じ小学校出身で優等生タイプの理子とその親友の鞠奈。そこへ、ネット犯罪に特化したホワイトハッカーであり、錯のいとこと名乗る粋が現れる。錯と粋の特殊能力と理子と鞠奈の協力によってSNS上のトラブルを解決に導いていくのだが……。
スピーディな展開の結末には、予想だにしなかったどんでん返しが待ち受ける!
SNSの発達によって個人情報の管理が難しいこの時代。自分の情報を「守る力」と、相手が何者なのか「判断する力」の重要性が増しています。パスワード対策やハッキング能力の重要性に触れながら、嘘と自分の関係をめぐる物語。
【目次】
●ハッキングパレット
●承認欲求カモリスト
●トモダチのミカタ
●イツワレル・ジブン
内容説明
話題作『嘘吹きネットワーク』待望の続編!!『自分』はいくらでもイツワレル。『いいね』の数で満たされる?
著者等紹介
久米絵美里[クメエミリ]
1987年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。『言葉屋』で第5回朝日学生新聞社児童文学賞、『嘘吹きネットワーク』(PHP研究所)で第38回うつのみやこども賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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