出版社内容情報
キツネはある日、ツルを食事に招待しました。ツルは喜んでやってきましたが、だされた料理はみんなお皿の上。ツルはうまく食べることができません。
それから少しして、今度はツルがキツネを食事に招待しました。ところが、だされた料理はみんな細長いつぼの中。何も食べられず怒ったキツネは、ツルに手紙を書いてハイキングに誘いました。
ハイキングでは、ツルが通りにくい道ばかりをキツネは進み、「おそいおそい!」と言って、ツルをおいていきます。ツルが山の上の広場にようやく到着すると、急に雨が降ってきました。ツルは羽根がぬれるのがいやなので、キツネをおいて飛んでかえってしまいました。残されたキツネは、雨の中を「ツルのやつ、ゆるさないからなー」と言いながらかえっていきました。
その晩キツネは、「今度こそただじゃおかないぞ」と言いながらツルに帽子を編みました。ところが……?
イソップ童話「キツネとツル」を元にしたお話です。
内容説明
キツネはあるひ、ツルをしょくじにしょうたいしました。ツルはよろこんでやってきましたが、だされたりょうりはみんなおさらのうえ。ツルはうまく食べることができません。それから少しして、キツネはツルからしょくじにさそわれました。ところが、だされたのはほそながいつぼにはいったりょうりばかり。おこったキツネは…?4~5歳から。
著者等紹介
木坂涼[キサカリョウ]
詩人、絵本作家、翻訳家。詩集『ツッツッと』で現代詩花椿賞、『金色の網』で芸術選奨文部大臣新人賞、『どうするジョージ!』で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞
洞野志保[ドウノシホ]
北海道生まれ、スロバキア在住。女子美術大学美術学科洋画・版画コース卒業。その後、スロバキアのプラチスラヴァ美術大学に留学し、2006年に卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わむう
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
anne@灯れ松明の火
あおい
図書室のふくろう