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出版社内容情報
一般的には、「妄想するのはネガティブなこと」ととらえがちである。根拠のない思い込み、現実逃避、病的な空想などというマイナスのイメージをする人が大半であろう。
一般的な「妄想」と本書でいう「妄想力」はまったく別物だと著者は定義する。「妄想力」は自分の体験や知識などを通じて頭の中に蓄積したデータに基づき、自身で仮想の経験を繰り返し現実を先取りする方法で、仕事や日常生活にも非常に役立つ能力だとしているのだ。
たとえば、野球の練習でする「素振り」を例に挙げてみよう。何も考えずにバットを振るだけでも、筋力や体力は鍛えられる。しかし実践で通用する技術は、それだけでは身につかない。
「この球種が来たらこう打つ」「このタイミングなら体重移動はこうする」などと、具体的なシーンを頭の中で再現しながらバットを振ると、より実践に近い経験を積み重ねることができる。
その結果、グリップの微妙な力加減、スイングの軌道などが身に付き、実際の打席で必要な動きが無意識のうちに再現できるようになる。
著者が唱える妄想力も同じである。重要なのは単に未来を想像するのではなく、現実に起こりうる状況を具体的に思い描き、その中で最善の行動を何度もシミュレーションする。そして妄想力の精度が高まるほど、本番での判断や行動の質が高まるので、これを意図的に行えるようになれば、何事も成功する確率がグンと上がるというのだ。
本書は妄想する力を鍛えながら行動に移し、結果に繋げていくための考え方や実践法を著者の実体験に照らしながら紹介する1冊である。
【目次】
目次
序章 妄想力はネガティブな考え方ではない
第1章 あなたはすでに妄想している(人間は、妄想せずには生きられない;知らないから、妄想する ほか)
第2章 不安があるから妄想できる(不安の度合いが、妄想の深さを決める;知らないから、不安になる。不安になるから、妄想する ほか)
第3章 相手に憑依する―妄想は最強の対人能力(人間関係がうまくいかない理由;「憑依する」とはどういうことか ほか)
第4章 なりたい自分を設定する―トリガーの作り方(「設定する」とはどういうことか;理想の人物を先に決める ほか)
第5章 妄想を習慣にする(妄想力はトレーニングできる;妄想してからの経験は、何万倍も違う ほか)



