贈与を巡る旅―つながりと身体の倫理学

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贈与を巡る旅―つながりと身体の倫理学

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569860770
  • NDC分類 104
  • Cコード C0012

出版社内容情報

世界は贈り物でできている。市場経済で見えなくなった、効率とは別の贈与、ケア、生きる意味を全国各地を巡りながら探し歩く。


【目次】

内容説明

ベストセラー『世界は贈与でできている』の著者が「不合理なもの」の必要性を解き明かす、現代のバイブル。

目次

第1章 岡山・上山 「もう、返せない」から始まる贈与論(思索へ誘う、うつつ(現実)でない夢(物語)
自然のなりたい姿を知る ほか)
第2章 沖縄・伊是名 共に、身体を動かすこと(僕らの生活は「身体の外部化」で成り立っている;自然に対する道徳と赤面する行為 ほか)
第3章 奈良・春日若宮 儀式によってつながる(なぜ儀式は存在するのか;無駄に見えるものが、対象の価値を支える ほか)
第4章 香川・琴平 ケアと、誰かのために祈ること(呪いと祝福は、同じ構造を持っている;物語は、悲しみを治療する ほか)

著者等紹介

近内悠太[チカウチユウタ]
1985年神奈川県生まれ。教育者。哲学研究者。慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業、日本大学大学院文学研究科修士課程修了。専門はウィトゲンシュタイン哲学。リベラルアーツを主軸にした統合型学習塾「知窓学舎」講師。教養と哲学を教育の現場から立ち上げ、学問分野を越境する「知のマッシュアップ」を実践している。『世界は贈与でできている』(NewsPicksパブリッシング)で第29回山本七平賞・奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はる坊

4
贈与について。 今回は色んな場所に赴いての実践編。 人間にとって、儀式って大切なんだな〜 奈良の春日若宮の儀式は死ぬまでにいつか体験してみたい。2026/09/03

Shohei I

3
「贈与」という思想を広く社会に届け、多くの読者の共感を集めた著者。本書は、その理論を現実の暮らしのなかで確かめるため、日本各地を巡った思索と旅の記録。 本書で語られる身体性や儀式について、自分は実家での農作業を思い出しました。毎年決まった時期に、決まった手順で作業を進める。そこには近所の人も集まって、一緒に作業をし、終わった後は縁側でしゃべりながらおにぎりを食べる。こういったことが最近はホントに無くなったなと感じます。そして無くなったことで、あの時間がどれだけ豊かな時間だったのか気づかされました。2026/08/31

リュシス

2
「恩送りは恩返しの失敗」(p.105)が残った。恩を送ることを美しい循環として捉えていたけれど、その前には、返したくても返せないという断絶がある。AからBへ渡されたものがBからAへ戻れないから、BからCへ向かう。贈与を動かすのは感謝よりも、むしろ返せなかった痛みなのかもしれない。だから「倫理は痛みの中から顕れる」(p.107)につながるのだろう。贈与はきれいな循環ではなく、どこか欠けたまま次の人へ渡していくものなのか。そこはもう少し考えたい。2026/10/05

Jun

0
文明と文化という対概念。文明は先天的で、人間に共通するもの。文化は後天的で地域独自のもの、だから、異文化理解はあるが、異文明理解はない。 章ごとにバラバラのテーマかと思いきや、後々伏線回収されるから面白い。「プレゼントのラッピングは無駄な行為だが、その無駄は特別である。遊びも儀式もラッピングも、無駄で特別である。」人間は、文明的な軸と、文化的な軸の2つの世界で生きている。誕プレを貰って値段を尋ねるのが野暮な理由もこれである。経済活動としてのモノではなく、プレゼントなのである。奥が深い。2026/09/25

maki_dokusyokai

0
『世界は贈与でできている』が衝撃的すぎて、その後の近内悠太さんの本は全て読んでいる。 今回も読んだ良かったと思える内容だった。2026/09/18

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