出版社内容情報
今の日本を作りあげたのは誰か。知の巨人・出口治明が最新研究を踏まえて選んだ、蘇我馬子から吉田茂までの10人を語る興奮の一冊。
内容説明
日本を作りあげたのは誰か。知の巨人・出口治明が最新研究を踏まえて、日本を変えた10人の先駆者を語る。
目次
第一章 蘇我馬子
第二章 持統天皇
第三章 藤原良房
第四章 白河法皇
第五章 平清盛
第六章 足利義満
第七章 織田信長
第八章 阿部正弘
第九章 大久保利通
第十章 吉田茂
著者等紹介
出口治明[デグチハルアキ]
立命館アジア太平洋大学(APU)名誉教授・学長特命補佐。ライフネット生命創業者。1948年三重県生まれ。京都大学法学部卒業後日本生命に入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月ライフネット生命株式会社に変更。2012年上場。2018年~2023年APU学長。2024年1月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
94
博覧強記の出口さんが選んだ日本史の英傑十名を中心に、「この国」の転換期の歴史が生き生きと語られる。選ばれたのは、蘇我馬子/持統天皇/藤原良房/白河法皇/平清盛/足利義満/織田信長/阿部正弘/大久保利通/吉田茂。清盛/義満/信長/大久保/吉田の五名は無条件に納得だが、残りの五人の人選は捻っている。なぜ藤原不比等ではなく蘇我馬子なのか、江戸時代で一人上げると阿部正弘なのかと訝りつつ読むも、出口さんの意図は十分に理解できた。更に、摂関政治を切り拓いた人物として藤原良房の人選はなるほどと思うが、白河法皇は……。2025/06/01
すうさん
4
出口治明さんの479ページ2,640円の第一版を購入。エポックメーキングな人物、蘇我馬子、持統天皇、藤原良房、白川法皇、平清盛、足利義満、織田信長、阿部正弘、大久保利通、吉田茂が日本の歴史にとってどんな意味があったのか解説。ある意味歴史の通史のように日本史に一本の心棒を通してくれた。歴史の転換とはその時代の常識慣例ではなくある特定の人物が新たな道を通したこと。その道は光となり後世まで大きな影響を与えた。本当の意味で歴史になお残すということである。今後の未来を予測する鍵はこの本にあるといっても過言ではない。2025/05/06
モビエイト
3
蘇我馬子から吉田茂まで、そこまで影響力があったとはと思う人もいたので、これからその人物の本も読んでいこうと思いました。2025/07/20
Yasuhiko
1
蘇我馬子から吉田茂まで、日本史の転換期に活躍した10人を選んだ一冊。著者の歴史観には今回も納得させられる場面が多い。 鎌倉幕府の成立も、実は平清盛が描いたグランドデザインがあったからこそ。同じことは織田信長から豊臣・徳川政権にも言える(もっとも信長も三好長慶の政策を踏襲している)。 幕末では、開国を決断し富国強兵を進めた阿部正弘を最も高く評価。その方針は明治政府に引き継がれた。 最後に吉田茂。彼の日米重視、軽武装、経済優先の姿勢は戦後の発展につながり、今も日本に受け継がれている。2025/08/11
KTakahashi
1
よみきったぁ2025/06/15
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