夏目家のそれから

個数:
電子版価格
¥1,600
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

夏目家のそれから

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文はお受けできません。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569856452
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

漱石亡きあと、遺された夏目家の人々はどう生きたのか――。
日本近代文学の巨人・夏目漱石の孫にして、作家・半藤一利の妻でもある著者が綴る、個性豊かな親族たちとのエピソード。
当時を生きた著者だけが知る、夏目家に関するエッセイを集めた、滋味あふれる一冊。

「漱石の顔が千円札に登場した時、『お祖父さんがお札になるってどんなお気持?』とよく訊かれた。母筆子は、『へーえ、お祖父ちゃまがお札にねぇ。お金に縁のあった人とは思えないけど』という感想を述べたが、私にはこれといった感慨は湧かなかった。漱石にお祖父さんという特別な親しみを抱いたことがなかったからかもしれない。それは一つには四十九歳で没したため、私が漱石に抱かれたりした記憶を持たないせいであろう。しかし一番の理由は母が折に触れて語ってくれた漱石の思い出が、余りにも惨憺たるものだったからであると思う」――本書「母のこと・祖母のこと」より。

内容説明

祖父・漱石のこと、残された夏目家の人々のその後―個性豊かな親族たちとのエピソードを漱石の孫にして、半藤一利の妻が綴った滋味あふれるエッセイ集。

目次

第1部 ああ漱石山房(まぼろしの漱石文学館;漱石記念館への道)
第2部 祖母・鏡子の「それから」の人生(漱石夫人は占い好き;中根家の四姉妹;漱石夫人と猫;祖母鏡子と私)
第3部 松岡譲・筆子 父母の春秋(父・松岡譲のこと;祖母夏目鏡子と父松岡譲 ほか)
第4部 夏目家をめぐる小事件(漱石の長襦袢;難行苦行の十七文字 ほか)

著者等紹介

半藤末利子[ハンドウマリコ]
エッセイスト。1935(昭和10)年、作家の松岡譲と夏目漱石の長女筆子の四女として東京に生まれる。1944(昭和19)年、父の故郷である新潟県長岡市に疎開、高校卒業まで暮らした。早稲田大学芸術科、上智大学比較文化科卒業。夫は昭和史研究家の半藤一利。六十の手習いで文章を書きはじめる。夏目漱石生誕150年の2017(平成29)年、新宿区立漱石山房記念館名誉館長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

141
『坊ちゃん』『吾輩は猫である』の夏目漱石。1000円札の肖像の人と言っても今は野口英世(それも今年は北里柴三郎に)その孫である半藤末利子さんの既読の作品をまとめたエッセイ。なので同じような文章が重なるのがちょっと食傷気味ではあった(いつもながら偉そうな私)人は一面からだけでは分からないを確認させられる。誰の主観なのか?傾倒してると好きな視点でしか見ない(見えない)のはいつの世も誰しもあるよね。なので、夏目漱石、夏目家・・ふぅ~んな感じなのだ。2024/02/22

クプクプ

77
夏目漱石の孫の半藤末利子さんのエッセイ。すでに出版された文庫本などの中から夏目家に関係したエッセイを集めたハードカバーです。著者の「硝子戸のうちそと」は、夫である半藤一利さんの話題が多かったですが、今回の「夏目家のそれから」は夏目漱石の夫人で祖母の鏡子夫人の話や、お父さんの松岡譲の話、お母さんの筆子さんの話が面白かったです。特にお父さんである松岡譲の話が克明に描かれ、松岡譲が世の中で過小評価されたことや、作家としても歴史的人物だとわかりました。著者が好きな夏目漱石の作品にも触れており、読むと得する一冊。2024/03/27

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2024年2月初版。初出色々。帯より『祖父・漱石のこと、残された夏目家の人々のその後──個性豊かな親族たちとのエピソードを漱石の孫にして、半藤一利の妻が綴った滋味あふれるエッセイ集』2024/03/08

ユジン姫

1
半藤末利子さんのエッセイは、いつもざっくばらんで 読みやすい。夏目漱石の孫ならではの内容に注目しがちだが 打ち明け話は、面白い。漱石の奥様(祖母)のためにも よかったと・・・ 彼女のエッセイは夏目から見た漱石の弟子の話。 小説家としてはもう一つ脚光を浴びることなかった御父上の話。復刻版『憂鬱な愛人』も出て、いつか読んでみようかと気にもなった。2024/03/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21681395
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。