PHP新書<br> 『源氏物語』のリアル―紫式部を取り巻く貴族たちの実像

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

PHP新書
『源氏物語』のリアル―紫式部を取り巻く貴族たちの実像

  • 繁田 信一【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • PHP研究所(2023/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 22pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月30日 18時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569855721
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0221

出版社内容情報

不倫、怨霊、呪詛、没落……モデルとなった貴族たちの驚きの現実!
まるで平安の週刊誌?
なぜ貴族たちは、『源氏物語』に夢中になったのか。それは貴族たちが、この物語に強烈なリアリティを感じたからに他ならない。『源氏物語』には、実在の人物や事件を連想させる要素が満載だったのだ。
光源氏、頭中将、六条御息所、弘徽殿女御など、主役から脇役、敵役まで、モデルと考えられた人物や事件を紹介しつつ、平安貴族たちのリアルな日常を解説する。

●頭中将が頭中将である必然性
●「六条御息所」という設定の意味
●怨霊に全てを奪われた元皇太子妃
●天皇と乳母との関係
●弘徽殿女御を凌ぐ後宮の暴君
●藤壺中宮以来の天皇の母親になった皇女
●明石の君のリアルとしての宮道列子
平安貴族の目線で『源氏物語』を読むと紫式部の深い意図が見えてくる。
2024年大河ドラマが10倍面白くなる!

内容説明

なぜ貴族たちは、『源氏物語』に夢中になったのか。それは貴族たちが、この物語に強烈なリアリティを感じたからに他ならない。『源氏物語』には、実在の人物や事件を連想させる要素が満載だったのだ。光源氏、頭中将、六条御息所、弘徽殿女御など、主役から脇役、敵役まで、モデルと考えられた人物や事件を紹介しつつ、平安貴族たちのリアルな日常を解説する。

目次

第1章 色好みの貴公子たちのリアル(敦道親王―光源氏の恋愛術を操る皇子;藤原実資―最も頭中将らしい頭中将)
第2章 淑やかなる貴婦人たちのリアル(藤原仁善子―六条御息所を上回る悲運の皇太子妃;藤原繁子―源典侍に先駆ける色好みの熟女)
第3章 恐るべき妃たちのリアル(藤原安子―弘徽殿女御を凌ぐ後宮の暴君;藤原詮子―弘徽殿大后よりも悪くて恐ろしい母后)
第4章 偉大なる帝王たちのリアル(村上天皇―桐壼帝よりも女性に溺れた帝王;禎子内親王―藤壼中宮以来の天皇の母親になった皇女)
第5章 男君を待ち続ける女君たちのリアル(和泉式部―夕顔のように皇子によって自宅から連れ出された女性;宮道列子―明石の君の幸運に現実味を与える田舎育ちの女性)

著者等紹介

繁田信一[シゲタシンイチ]
1968年、東京都生まれ。東北大学・神奈川大学の大学院を経て、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学国際日本学部非常勤講師、博士(歴史民俗資料学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さくらさくら

38
源氏物語の登場人物のモデルや当時の人々の生活や考え方のリアルが書かれている。意外だったのが、源氏物語は当時の時代小説だった事。当時のリアルを知る事でより一層源氏物語が面白くなる一冊です。2023/11/01

shikashika555

37
源氏物語登場人物のモデル?と思しき実在の貴族や、作品が書かれた当時の貴族たちの解説。 源氏物語や今期の大河ドラマを見る上で 楽しく学べる副読本。 藤原道綱母と兼家についての解説と、 明石の君のモデル?としての宮道列子と藤原高藤のエピソードが 読んでいて楽しかった。 明石の君のような女性って、実在したのね。2024/04/25

みこ

24
私たちにとって遠い異世界物語のような源氏物語も当時の人にとっては当然ながら身近な話であった。登場人物のモデルとなった実在の人物の生き様や当時の風習などを紹介。恋愛がとりあえず肉体関係から入るところとか、息子の失恋話を書き続ける藤原道綱母とか色々理解に苦しむことも含めて興味深く読める。巻末は疫病や呪詛といった当時身近なものでありながら逆に源氏物語で描かれていない部分にフォーカスを当てる。こちらも面白かった。2023/11/17

宇宙猫

19
★★★★★ 平安時代の読者が「源氏物語」の登場人物に重ね合わせるだろう人物を 当時の習慣と共に紹介。大河に重なる部分は、こういう事になるからその動機をいま作っているんだなっていうのが分かって楽しかった。女性視点の解説が多くあり、今まで読んだ本は殆ど男性目線の習慣で書かれていたと気づく。「夕顔」のように"女性が自宅から連れ出されるのは尊厳を踏みにじられる行為"など、光源氏は想像以上に酷いやつだったんだと知った。2024/02/03

Ryosuke Kojika

9
「事実は小説より奇なり」ってことでしょうか。この著者の本は自分の専門分野からも遠い分、雑学的に知的好奇心をくすぐられる。が、『源氏物語』が当時のエンタメ以外に何かメッセージがあるかは、私の力不足で汲み取れないし、そもそも『源氏物語』を通読したことがない。ただ面白かった。2024/01/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21515763
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。