出版社内容情報
アメリカ国民の半分は、2020年の大統領選挙において、民主主義制度の根幹をなす選挙制度が、民主党によって崩壊の危機を迎えていることに激しく反発し、幻滅している。これからのアメリカ政治は、こうした米国民の悲しみと怒りのファクターを内包して進んでいく。
トランプ第二次政権は(現時点では)幻となったが、彼が行なってきた、そしてこれから行なうとしてきた施策を検討することで、バイデン政権の危うさが浮き彫りになるだろう。
本書は、先の大統領瀬選挙での不正、反トランプデモ、米中対立などをテーマに、日米のメディアが伝えてこなかったアメリカ民主党の腐敗ぶりに加え、今後の世界に与える影響を分析した。最新の公文書など多くの資料を駆使して暴かれるエリート政治の実態に、読者は驚くであろう。そして、アメリカ政治の行方を占うのは、いまも「トランプ」であることに変わりはない。
内容説明
止まらない分断と激しい左傾化、米国民の悲しみと怒り。アメリカを盗むのは誰か
目次
第1章 北米二カ国の左傾化
第2章 非干渉主義外交への回帰―なぜボルトンは罷免されたのか
第3章 中国への怒り
第4章 米リベラル教育の崩壊
第5章 内治混乱、人種分断を煽った民主党の失敗
第6章 本格捜査が始まるはずだったオバマゲート
著者等紹介
渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
日米近現代史研究家。1954年生まれ。静岡県下田市出身。東京大学経済学部卒業。日本専売公社(現・日本たばこ産業)に勤務したのち、日米近現代史の研究を始める。現代米国政治の分析にも定評がある。米英ほか歴史資料を広く渉猟し、日本開国から太平洋戦争開戦に至る日米関係史を考究。米国側の視点を取り入れつつ、この間の歴史を国際関係のなかで俯瞰した著作を上梓して高い評価を得る。ソーワトレーディング代表、カナダ在住。著書に『日米衝突の萌芽1898‐1918』(第22回山本七平賞奨励賞、草思社文庫)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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