出版社内容情報
この世に生まれ出た人間に、必ず訪れる「死」。人は誰でもそのことを知っているはずなのに、ほとんどの人は、「まだ大丈夫」「自分にはまだ来ない」と思って生きているのではないでしょうか。しかし、コロナ禍のいま、まだ元気だった人のあっけない死や自死のニュースを耳にして、誰もが死を身近に感じたはずです。
本書は、悩みを抱えた人からの相談や特に死が近づいた人の看取りとその家族の心に寄り添い、祈ることに長年、力を注いできた聖心会シスターが、「生きているあいだに、本当に大切にすべきことは何か」を、これまでの貴重な体験をもとに語ったものです。
死ぬときになって後悔しないように、思い込みから閉ざしていた心を開くこと、当たり前と思っていたことのかけがえのなさに気づくこと、いま生かされていることに感謝することなどに思い至らせてくれます。何気ない毎日をもっと幸せに生きられる秘訣を教えてくれる、人生の必読書です。
内容説明
「生きている。それだけで尊い」と自分に教えましょう。ほんとうに必要なもの、大切なこと。心の重荷をおろして、ずっと幸せになれる、聖心会シスターの「いまを生きる」ヒント。
目次
プロローグ “生老病死”を考える
第1章 人は死ぬとき何を思うのか
第2章 小さな「気づき」が人生を変える
第3章 楽しい心で年をとる
第4章 心をひらいて生きる
第5章 人生は「宝さがし」の旅
著者等紹介
鈴木秀子[スズキヒデコ]
聖心会シスター。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。フランス、イタリアに留学。ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭をとる。聖心女子大学教授(日本近代文学)を経て、国際コミュニオン学会名誉会長。聖心女子大学キリスト教文化研究所研究員・聖心会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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