出版社内容情報
新型コロナウイルスの影響を受け、在宅勤務などの新たなスタイルをどう定着させるか。ノウハウの提案はされています。しかし、「働き方や仕事との向き合い方を根本から考えよう」とする動きはあまり見られません。これでいいのでしょうか。
また少し前には、働き方改革で「労働時間の是正」が叫ばれていました。しかしそれが実現すれば、働く人々は自然とやりがいと使命感を抱き、仕事をやり遂げ、幸福になれるのでしょうか。
本書では、これらの不満や疑問に対して具体的な解決策を提案し、日本のビジネスパーソンや企業が幸福になる働き方・仕事の哲学について、考えをまとめています。
心血を注いで生み出した製品やサービスによって、人々の暮らしがより豊かで幸福なものになる。そして感謝される。こうした体験はビジネスパーソンとしての幸福につながります。
また、そのような仕事ができる職場では、社員はイキイキと、働くこと自体が喜びになります。そして、世に受け入れられるため、コストをどう削減するか、従来にはない製品やサービスをどう作るかに、知恵を絞るようにもなります。
結果、自ら考え、行動する社員が多い職場では、会社の利益も増えます。社員自ら、会社の利益や成長を意識しながら行動し、企業が幸せになっていくのです。
このような好循環を生み出すためのやり方を、わかりやすく解説しています。著者の長年のビジネス経験から紡ぎ出された「仕事の哲学」と、その実践方法を、きちんと理解できるようになる一冊です。
内容説明
社員の幸福、組織の活性化、生産性の向上―働き方のスタイルが変化しても、リーダーがなすべきことは変わらない。
目次
問題提起編 日本人の働き方への疑問(「働くな改革」を生み出す日本人の勘違い;「日本人は働きすぎ」ではない)
実践・解決編 「やり甲斐を感じ、生産性が高い仕事」を創る(寝食を忘れ、集中して働く効用;休みをきちんと取り、意義ある時間にする;社員が頑張り、会社を信頼する職場;付加価値の高い製品、サービスを生む;社員の人間力、能力を磨く教育)
著者等紹介
酒巻久[サカマキヒサシ]
キヤノン電子株式会社社長。1940年栃木県生まれ。67年キヤノン株式会社入社、研究開発部門に配属。VTRの基礎研究、複写機開発、ファックス開発、ワープロ開発、PC開発に従事。89年取締役システム事業部長兼ソフトウエア事業推進本部長、総合企画、環境保証なども担当後、96年常務取締役生産本部長。99年3月よりキヤノン電子株式会社社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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