PHP新書<br> AIの壁―人間の知性を問いなおす

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PHP新書
AIの壁―人間の知性を問いなおす

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569847337
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報

人工知能(AI)技術の飛躍的発展により、近年「AIが人間の知能を超える」と言われるようになった。
しかし、そもそもAIは本当に役に立つのか? AIと人間の知性の違いはどこにあるのか?
常々「脳」と「意識」について考えてきた解剖学者・養老孟司が、各界のトップランナーと縦横無尽に議論を交わす。

■AIの発展がめざましい棋界に身を置く棋士・羽生善治
■経済学者であり、AI技術にも精通する井上智洋
■著書でテクノロジーと人間のあり方を考察してきた哲学者・岡本裕一朗
■人工頭脳プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」を進めてきた数学者・新井紀子

4人の叡智との対話から見えてきたのは、AIの限界と可能性。AIはいわば「高級な文房具」、AI化がむしろ「人間本来の暮らし」に戻れる余白を作ってくれる……AIの限界と日本の未来を語り合う、知的興奮に溢れる4つの議論。

第1章 AIから見えてきた「人間の可能性」 羽生善治×養老孟司
第2章 経済はAI化でどう変わるか 井上智洋×養老孟司
第3章 AIから人間を哲学する 岡本裕一朗×養老孟司
第4章 わからないことを面白がれるのが人間の脳 新井紀子×養老孟司

内容説明

人工知能(AI)技術の飛躍的発展により、近年「AIが人間の知能を超える」と喧伝されるようになった。しかし、そもそもAIとは何なのか、AIと人間の知性の違いはどこにあるのか―解剖学者養老孟司が、4名の知性と語り合う。AIの発展がめざましい棋界に身を置く棋士・羽生善治、経済学者でありAI技術にも精通する井上智洋、著書でテクノロジーと人間のあり方を考察してきた哲学者・岡本裕一朗、人工頭脳プロジェクト「ロボットは東大に入れるか。」を進めてきた数学者・新井紀子。AIの限界と日本の未来を語り合う、知的興奮に溢れる4つの議論。

目次

第1章 AIから見えてきた「人間の可能性」(羽生善治×養老孟司)(「局面」で切れない自然をAIが扱えるか?;「脳化社会」の矛盾が明らかに ほか)
第2章 経済はAI化でどう変わるか(井上智洋×養老孟司)(AIは格差社会を拡大させる;車社会とAI化はつながっている ほか)
第3章 AIから人間を哲学する(岡本裕一朗×養老孟司)(AIが哲学する日は来るのか?;概念を作り出すことが哲学の仕事 ほか)
第4章 わからないことを面白がれるのが人間の脳(新井紀子×養老孟司)(AIに負ける子どもたち;ポピュリズムに利用されるインターネット ほか)

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

86
図書館本 岡本裕一郎さんとの対談の話が特に面白かった。 そうですよね、哲学好きって青草よりも好んで枯草食っているイメージですよね(だからこそ世間との折り合いが悪いイメージになってしまうのだろう) 青草が青いという前提を疑うコンピュータ…。なんだかカワイイかもしれません。めんどくさいにはめんどくさいのですが害はなさそうなので。2021/10/21

rigmarole

37
印象度B+。養老氏の棋士、経済学者、哲学者、AI 開発に従事した数学者との対談集で、AIの概念やAIと人間との関係について多面的に論じられています。4つの中で岡本氏との対談に最も興味を持ったのは、やはり私が哲学的思考を好むということなのでしょう。他方、新井氏は理性的に語っているようで、行間に狭量な僻み心のようなネガティブな感情が見え隠れしており、かの『AI vs …』で得た印象がややダウン。全体的に養老氏はAIの弊害を強調するあまり、AIに対する期待が低く、過小評価しているように私には感じられました。2020/12/31

姉勤

33
「〜の壁」シリーズ?の一冊。それらの初見。流行りのChatGPTをはじめ、自動生成画像、監視システムなど、転じて世の中に溢れるAI万能論,脅威論を対談形式でディスカッションしていく。氏の認知は、初期の著作「唯脳論」で唱えた社会の大脳化、世界の都市化からアップデートしてないと感じたが、そのUDという価値観が脳化社会そのものとも思える。所感は、老荘の道士のような達観は否定も肯定も詮なしだと。ウイルスが生物かどうかの議論同様、宿主たる人間なしでAI単独で存在し続けられるか。その前に人間自身が自ずと家畜化しそう。2023/06/25

チャー

22
「壁」のタイトルで有名な著者がAIについての考えを綴った書。四人の著名人との対談という形で記されており、その場の雰囲気も伝わりつつ読みやすい。AIの可否を議論しつつ、社会の変化についても言及しており興味深い。AIはあくまで手段や道具として捉えることが肝要であるという指摘は納得。プログラムの範囲で正確に間違えず稼働することがメリットであるが、前例のない事象や適用外の事象には対応することが難しい。著者が重要視する五感を大切にするという指摘は確かにと思う。人のできることを疎かにせず共生することが成長につながる。2022/07/30

ハチ

20
双子が生まれて読書する時間が激減している中、2.3ヶ月かかりながら読んだ。子育てとはまた別の幸せな時間だった。新井紀子さんとの対談が特に鋭かった。人間の大脳だけを人工作成するより間脳中脳小脳延髄、脊髄、末梢神経、さらにはグリアなども徹底的に作ってみる方がバランスがよいが、人間1人生み出すのと同じだなあ。AI研究をゆっくり眺めていきたい。2021/02/20

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