日本国・不安の研究―「医療・介護産業」のタブーに斬りこむ!

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日本国・不安の研究―「医療・介護産業」のタブーに斬りこむ!

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569845852
  • NDC分類 498.04
  • Cコード C0030

出版社内容情報

人生100年時代、どんどん膨らんでいく社会保障費。とくに「医療・介護分野」への対応が待ったなしの日本の課題だ。
消費税が10パーセントに上がったが、それでもまだ足りないと言われている。本当に打つ手がないのか!

じつは、日本の「医療・介護分野」は年間55兆円の経済規模に達し、トヨタなど自動車産業にも匹敵する重要な産業なのだ。ただ、産業として意識されることが少ないため、ムダがはびこり、生産性向上の意識が生まれていない。

そこで、ムダを取り、生産性向上を実現し、経営体質の強化を図れれば、きちんと利益を取れるビジネスとしてのチャンスがどんどん拡大する。日本経済の発展にもっと貢献できる。

一方で、日本の個々人の立場で考えよう。ビジネスチャンスの拡大で競争が起こり、生産性向上が図られれば、個々人の「医療・介護費」負担の軽減が実現することになる。結果、余分な出費が減ることにつながり、日本人の生活は豊かになる。

本書ではまず、著者独自のルートで得た情報で、「医療・介護分野」のお金に関わる“知られざる真実”を、白日の下にさらす。

「なぜ、医療費は高止まりなのか」「クスリはなぜ多く出てくるのか」「医者や薬剤師はどれくらい儲かっているのか」「介護費用はもっと下がらないのか」などの疑問に答えていく。

一方で、「国内最大級のリハビリ病院」「高収益のグループホーム・老人介護施設」「介護予算を大幅削減させた地方自治体」「暴利を貪らない地域密着の調剤薬局」「障害者と健常者を一体で戦力化したメーカー」などを徹底取材!

成功しているビジネスモデルの、リアルな状況をルポすることで、「医療・介護分野」の関係者へ、ビジネスヒントを提案する。

日本人を不安に駆り立てている「社会保障費のさらなる負担増」とは正反対のシナリオを実現させるための、社会提言書!

内容説明

年間55兆円。自動車に匹敵する巨大産業の「生産性革命」を提言!人生100年時代、日本人が“リアルな幸福”を得られる未来とは。

目次

第1章 国民医療費四三兆円のからくり(十年間で三割増えた国民医療費;なぜ妊婦は治療を受けられなかったのか ほか)
第2章 戦国時代の介護産業はどこへ向かうのか(「特養に入れない神話」は過去のもの;国内最大級のリハビリ病院 ほか)
第3章 薬局調剤医療費の闇(調剤薬局とは?;明治から続いていた医薬分業の議論 ほか)
終章 老後のお金と生き方の問題(人生百年時代の働き方;シルバー人材センターのまやかし ほか)

著者等紹介

猪瀬直樹[イノセナオキ]
作家。1946年、長野県生まれ。1987年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『日本国の研究』で1996年度文藝春秋読者賞受賞。2002年6月末、小泉首相より道路関係四公団民営化推進委員会委員に任命される。2007年6月、東京都副知事に任命される。2012年12月、東京都知事に就任。2013年12月、辞任。2015年12月、大阪府・市特別顧問就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

25
高齢化社会への容赦ない進展とともに、財政問題が重くのしかかる現状で、問題点の洗い出しと取りうる対策をまとめた提言集。増大一方の医療費の削減方法、行き詰まっている介護産業の脱出口、既得権益的な調剤関連医療費、そして人生100年時代における年金の位置づけとシルバー人材センターの問題点を取り上げる。根本的な打開策が取れないのは、官僚組織の複雑性・硬直性と、より圧力の高い勢力への対策が優先されて、納税者・直接受益者である国民は後回しにしているからと思われても仕方がないのでは?また、自分でももっと関心を持たねば。2020/09/29

yam6

6
利権グループ徳洲会から五千万円貰って1年で都知事を辞めた猪瀬直樹が医療介護の話するのかよ、と思ったが中身は至極真っ当な内容だ。道路公団を攻撃した時の数字による鋭さが少し戻っている。医療、介護に関しては他でもよく指摘される内容だが、調剤薬局の問題はあまり公になっていないのでもう少し詳しく書いてもらいたかった。年金の項目は別の著作にすべきだろう。そしてタイトルはもっと直截的に「医療、介護、薬局の研究」とかにしないと「不安の研究」じゃあ何のことだか分からない。それにしても彼は大汗・カバンの印象が悪すぎたな。2020/02/23

tamami

6
「京都アニメーション」スタジオ放火事件について、「本来やるべき施策を講じていたなら事前に防ぐことができた」と確信する著者の言葉が重い。高齢化だから、福祉に重点が置かれているからと、「医療・介護産業」の予算はうなぎ登りである。その内実を我々は具体的にどれだけ理解しているのだろう。貴重な予算が、本当に必要な施策にどれだけ振り分けられているか、もっと関心をもって見ていくことが求められている。福祉についての様々なアイデアが現実の「政治」の前に頓挫してしまがちな中、具体的な提案の幾つかに希望を見出す想いがする。 2020/01/07

清水勇

5
元都知事猪瀬氏の著書。コロナ禍で民間医療資源を政治家も医師会も全く活用できない情け無い現実を目の当たりにしてこの本を手に取る。医療・介護の問題、特に制度上の問題を数値でわかりやすく解説。国民医療費と介護費は55兆円で従事者600万人と、自動車関連出荷額55兆円、雇用550万人に規模が同じだが、効率は低い。介護漬け、障害者医療、薬局調剤医療費等、政治家が官僚任せにしてしまったことで無駄金を積み上げている実態に戦慄を覚えた。ショックだったのは病院の27倍も請求できる薬局の調剤料。チェック機能の強化しかない。2021/03/14

ikedajack

4
猪瀬直樹氏が、東京都知事時代の経験を踏まえて、今日本の抱える医療、介護、年金問題を分かりやすく述べています。杓子定規な日本の官僚の対応等、問題は根深い事がよくわかりました。2020/03/17

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