PHP新書<br> アメリカ 情報・文化支配の終焉

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PHP新書
アメリカ 情報・文化支配の終焉

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  • サイズ 新書判/ページ数 283p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569845838
  • NDC分類 319.04
  • Cコード C0231

出版社内容情報

RT、NED、孔子学院、シャープ・パワー……情報覇権を狙うロシアと中国、アメリカのあいだで「正義と世論形成を争奪する戦争」が始まった! 情報が瞬時にインターネットで拡散され、真偽を確認する前に国際世論を形成し、政策決定に影響を与える現代。この流れに対抗すべく、プーチンのロシアと習近平の中国は自国のイメージを高め、相手国を貶める情報戦に打って出た。イギリスのBBCやアメリカのCNNをも凌ぐロシアの国際テレビ局「RT」。世界中に中国文化の浸透を図り、共産党の諜報・言論弾圧活動と連動する工作機関「孔子学院」。他方で、肝心のトランプのアメリカは長年、築いてきた世論・情報・文化主権を自ら放棄しつつある。「正義と世論形成を争奪する戦争」に後れを取った日米の運命とは。1、プーチンのロシア――アメリカへの復讐/2、国際政治を操る陰の組織/3、習近平の中国/4、トランプのアメリカ/5、そして日本はどうするか

内容説明

RT、NED、孔子学院、シャープ・パワー…正義と世論形成を争奪する戦争。トランプに挑むプーチンのロシア、習近平の中国。モノ言わぬ安倍の日本はどうする?

目次

第1章 プーチンのロシア―アメリカへの復讐―戦略メディア「RT」とインテリジェンス国家への道(プーチン・2004年の挫折;戦略的国際テレビ局「ロシア・トゥデイ」の設立 ほか)
第2章 国際政治を操る陰の組織―NED、パブリック・ディプロマシー、シャープ・パワー論争(NEDとは何者なのか;「アメリカらしい」機関として ほか)
第3章 習近平の中国―アメリカ情報・文化支配への挑戦状(「世論戦」に覚醒した中国;14年間で500校―孔子学院、孔子課堂の拡大 ほか)
第4章 トランプのアメリカ―米国情報・文化支配を破壊した男(理想主義アメリカの代表だったオバマ;外交では合格点をつけられなかったオバマだが… ほか)
第5章 そして日本はどうするか―モノ言わぬ国家の行方(中国人留学生と孔子学院への無防備;戦略メディアなし、メディアチェックなし、規制の法律なし ほか)

著者等紹介

石澤靖治[イシザワヤスハル]
学習院女子大学教授・前学長。1957年生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(MPA)、博士(政治学、明治大学)、ハーバード大学国際問題研究所フェロー、フルブライト奨学生、ワシントンポスト極東総局記者、『ニューズ・ウィーク』日本版副編集長などを経て学習院女子大学国際文化交流学部教授。2011年から17年まで同大学学長を務める。NPO法人外交政策センター(FPC)副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さきん

19
トランプになった時点で内政重視、外交関係が弱くなるのは当たり前。オバマ時代の優柔不断な政策とは今度は真逆に経済制裁、空爆を伴うブッシュに連なる政策。中東は最悪で対中はうまくやっている印象。日本もアルシャジーラ、RTに匹敵する国際ニュース専用の報道局が必要。共同通信、時事通信があるけどもエグイ分析できる記者が重要な地位を占めていない気がする。孔子学院のような露骨な自国中心主義は避けつつ、道理の通った、相手国が能動的に日本と関わりを作っていける教育機関の強化が必要。2020/07/04

2
戦争とは、もはや武力闘争にあらず。しかしちょっとアンチトランプよりが強いかね。2020/02/03

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