出版社内容情報
「日焼け止めのSPF効果は10以上は一緒」など、再生医療のプロフェッショナルが、科学的エビデンスに基づいたスキンケア法を紹介!
内容説明
再生医療のスペシャリストが教える科学的エビデンスに基づいた、最高のスキンケア法!
目次
01 お肌のこと、どれくらい知っていますか?(美肌への近道は、正しい知識から;形成外科医だから見えること ほか)
02 もう惑わされない!知っておきたい美容常識の真実(「無添加化粧品=安全・安心」はもう古い;化粧品は「浸透させる」と生命が危険!? ほか)
03 おさえておきたい!お馴染み美容成分のウソホント(シリコンは悪さをするのか―毛穴に詰まるって本当?;合成ポリマーが肌の機能をおびやかす!? ほか)
04 医師が教える「肌構造が甦るシンプルスキンケア」(スキンケア製品は複数使うと効果が弱まる;肌機能を甦らせるための2つの心得 ほか)
著者等紹介
落合博子[オチアイヒロコ]
国立病院機構東京医療センター形成外科医長。再生医療研究室室長。日本抗加齢医学会専門医。1991年東北大学医学部を卒業。医師免許取得後、形成外科、創傷外科の専門医としての勤務を経て、2003年より国立病院機構東京医療センターで形成外科医長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆいまある
98
プライムリーディング。形成外科医による極めて真っ当な本。ビタミンCは食事から。コエンザイムQ10根拠はない。パラベン、シリコン、合ポ、鉱物油、合成界面活性剤、全て避ける必要なし。ヒアルロン酸外用意味なし。ただしセラミドは良い。グリコール酸とトレイチノンは有効。さすが形成外科、攻めてる。化粧水は不要。何か塗りたければクリーム一つで充分。この先生はメイクしないそうで、何なら日焼け止めも落とさず塗りっぱなしらしい。兎に角洗うなのレベルが違いすぎた。1ヶ月もすれば肌変わるってあるけど、私には真似できん。2021/10/03
ニッポニア
53
良書。本書でも、シャンプーは週2でいい、と説く。洗うほどに乾燥して脂が出る悪循環。洗う回数を少しずつ減らしましょう。やはり。明快に美容の常識を切るのが気持ちいい。以下メモ。化粧水が「肌に浸透」することはない。角質はやがて垢として剥がれるだけ、ケアする必要なし。肌の本来持つバリア機能を維持する。「天然」は何が入っているかわからない。敏感肌は洗いすぎによる乾燥。人の肌は頻繁に洗う必要がない。肌の常在菌は天然のクリーム。日焼け止めは毎日塗る。2022/10/24
ノンケ女医長
51
美容は主観なので、医学的立場からすると疑義が生じるのは当然かも。腑に落ちる説明で、良かった。原則、化粧水は必要ないと。その根拠も、なるほどという感じ。美容液、化粧水、クリームの重ね塗りは、だいぶ意義が少なそう。何よりも大事なのは通年の日焼け止め。SPFは15を超えると紫外線防御能は頭打ちになり、数字が高くなるほど散乱剤や紫外線吸収剤の含有量が多くなるため肌に負担をかける。著者の提唱するシンプルケアは、美容界の宣伝担当からは受け入れられなさそう。それにしても、著者の洗顔回数に驚き(149頁)。2022/11/26
ひと
22
恐らく、みんな効果はほとんどないとわかってはいるけど、何かやっていることの満足感から化粧品や美容用品を使用している気がします。本書では、やっぱりお肌のためにはほとんど意味はないということが、一般的な誤解と照らし合わせて丁寧に解説されています。結論は、とにかく肌には触れないようにして日焼けを避けることに尽きそうです。何か塗るとしたら保水のための美容液、これも潤っているようで実は見た目だけみたいなのも多いようなので、セラミドなど脂溶性のものに限った方が良さそうです。あと気になったのはトレチノインですね。2024/10/19
nyanko
21
肌はできるだけ触らない。 色々なうたい文句に踊らされて買ってしまってるよなと反省です。 シンプルお手入れを心がけたいです。2023/10/12