感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
103
そこへ辿り着くことが旅の目的になるような本屋。そんな本屋がたくさん紹介されている。ロンドンの地下鉄では、分厚いペーパーブックを熱心に読んでいる人が多かった。そして本屋が至るところにあり、さすが文学の国だと感じ入りました。ここで紹介されているのは、主にイギリスの地方にある独立系書店が多かったが、店主の笑顔が素敵な内装もうっとりするようなところばかり。書店を経営するのは困難なことも多いと思うけど、こんな本屋を巡る旅は日本でもしてみたい。この本を見つけて翻訳したユウコ・ペリーの訳者あとがきも、装丁も素敵です。2024/04/25
Susumu Kobayashi
5
弟が貸してくれた本だが、当然とはいえ読書には不適当な本だった(ぼくは少しずつ読みましたが)。イギリスの本屋のガイドブックだから、その地方を旅する人が事前研究に目を通すのが正しい利用法だろう。「ガンガン歩ける人」(p. 277)という表現は個人的には使わないと思うけど、訳文は読みやすい。翻訳の際に省かれたのだろうか、索引がないのが残念。あと、確かにレイアウトは難しいとは思うけど、本文で言及された書店とその写真掲載位置が離れているのも残念。読者を選ぶ本内容なので、出版社も苦しいと思う。2023/10/25
kaz
3
周囲の雰囲気がわかれば、もう少し面白かったかも。図書館の内容紹介は『イングランド最南端からスコットランドの最北の地まで、ウェールズ海岸線の自然からイーストアングリアの湿原まで、イギリスじゅうの本屋を美しい写真とともに紹介する。書店リストと近隣散策に役立つ情報も満載』。 2024/06/22