出版社内容情報
平成30年とは「日本が世界に追い付けなかった時代」だった。平成改革の立役者が、平成の総括を通して「次の30年」への教訓を語る。
竹中 平蔵[タケナカ ヘイゾウ]
著・文・その他
内容説明
昭和が「激動の時代」であったなら、平成は「激変の時代」であった。小泉政権で大臣を歴任し、郵政民営化政策などの立役者として激変の時代の渦中に身をおいた著者は、本書で「平成とは『まだらな30年』だった」と説く。それは、数々の改革と愚策がまだら模様を織り成した時代だった、と。経済成長率、株価、物価、出生率、貯蓄率…など様々な統計の検証・分析や往時の内幕を交えながら、平成から汲み取れる教訓を考察する。平成の30年を動かしたダイナミズムとは何だったのか。平成を検証することは、次の時代への正しい道標へとつながるだろう。
目次
序章 平成とは何だったのか
第1章 平成30年間は「まだら」な時代―「失われた30年」と見るのは誤りだ
第2章 平成時代をクイックレビューする―まだら模様は、何がどう織りなしていったか?
第3章 平成に「失われたもの」とは何だったのか―私たちは何を失って、何を得たのか
第4章 平成に進行した「改革」の内幕―小泉改革の真実と、平成の改革者たち
第5章 平成に横行した「10の愚策」を検証する―どんな愚策が、成長を鈍らせ、改革を阻んだか
第6章 平成が示す、未来への教訓―「非連続の変化」を実現せよ
著者等紹介
竹中平蔵[タケナカヘイゾウ]
1951年、和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、日本開発銀行入行。大阪大学経済学部助教授、ハーバード大学准教授、慶應義塾大学教授などを経て、2001年より経済財政政策担当大臣、金融担当大臣、郵政民営化担当大臣、総務大臣などを歴任。2006年、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長に就任。現在、慶應義塾大学名誉教授、東洋大学教授など。また、政府の未来投資会議、国家戦略特区諮問会議メンバー。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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まゆまゆ
TAKA0726
Z
belalugosi6997
hoven