PHP新書<br> 日本転覆テロの怖すぎる手口―スリーパー・セルからローンウルフまで

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日本転覆テロの怖すぎる手口―スリーパー・セルからローンウルフまで

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569841281
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0230

出版社内容情報

あの国、この国、2020年東京五輪……。襲い来る「反日工作シナリオ」を痛烈シミュレーション! 知れば知るほど怖くなる、最新のテロの真実。

兵頭 二十八[ヒョウドウ ニソハチ]
著・文・その他

内容説明

対象国に潜伏して破壊工作を画策するスリーパー・セル。さらに同時多発型からローンウルフ(一匹狼)型へと、テロはどんどん進化している。反日勢力が、東京五輪をめがけて破壊工作を計画することも容易だろう。隠微な放射能や意表をつく化学物質、大小の外来病原生物などを駆使して、社会の相互不信や利害対立をかきたて、不安定化させようと謀る「黴菌(ばいきん)型」のテロ。最新破壊技術を用い、スタジアムや空港、トンネル内で死傷者やパニックを発生させ、国家麻痺と信用低落を狙う「花火型」のテロ。「それ」が起きる前に何を準備すべきか?一読震撼の対策書。

目次

第1章 「テロ」はいかに進化しているのか―気づかれずに埋伏し、突如火を噴く(コーディネイトされた大規模テロは下火に;「9・11」の恐怖は、むしろ事件後に強く意識された ほか)
第2章 北朝鮮は何を狙っているのか―日本周辺勢力の動機と行動原理(日本で「共産ゲリラ」が猛威を振るった時代;「テロ土壌」は地域ごとに差異があって当然 ほか)
第3章 シミュレーション「日本転覆」―破壊工作の「可能性」を読み抜く(深く静かに侵食する「黴菌型テロ」;「ローンウルフ」による黴菌型と花火型の中間型テロ ほか)
第4章 「難民」がもたらす危機―今からどのように備えるべきか(「三八度線の壁」の崩壊で何が起こるか;難民収容所はチャーター船が理想的 ほか)

著者等紹介

兵頭二十八[ヒョウドウニソハチ]
1960年、長野市生まれ。作家、評論家。陸上自衛隊北部方面隊に2年間勤務した後、1984年、神奈川大学外国語学部英語英文科に入学。在学中に江藤淳(当時、東京工業大学教授)の知遇を得る。1988年、江藤の勧めで東京工業大学大学院理工学研究科社会工学専攻博士前期課程に入学。1990年、同大学院修了、修士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roatsu

22
著者があとがきで述べている様に、凡そテロや国家への破壊工作に対し危機感が欠如した日本人への良き予防接種となる一冊。読んで損はない。スリーパー・セルという単語の定義と由来から始まり、欧米とアジアでの事例から辿るテロ戦術の進化の解説など有益な情報を得ることができる。最も力を入れて読むべきは三章の日本に対する破壊工作の可能性と四章の難民・流民がもたらす危機とそれへの対処法だろう。起こり得るという前提認識を欠き、安寧に馴れて思い上がって暮らす者だらけの社会が、悪意を持つ者にとって如何に容易にその意図を遂げ得る条件2018/08/17

kenitirokikuti

11
テロの手口いろいろ。2017年に脱北した北朝鮮兵の血を検査したところ、炭疽菌に対する抗体が発見された。自然状態なら羊の皮から感染することがあるけれども/英国はナイフ犯罪の多さへの対策としてナイフ所持への罰を強化したところ、代替として酸をぶっかける攻撃が増えた。酸の所持への罰則が強まる見通しらしいが、さてさて…/サーモバリック(thermobaric)弾。平たくいうと、燃料気化爆弾の最近の言い方。かつては燃料を用いていたが、より高性能な専用火薬が開発されている。酸素もごっそり減り、まず耐えられない。2018/09/08

六点

6
何時もながら、気合いの入った著者の警醒の書である。テロがアメリカ同時多発テロの頃の大人数による犯罪から、ローンウルフによる社会諸階層間の疑心暗鬼と対立を惹起させる犯罪に変わり、銃器爆弾を用いずにそれを破壊する行為は日本でも起こりうること。安価に社会の脆弱性を突く攻撃は幾らでも考えられると述べている。「個別の十一人」の時代が現実のものになったのだなあと言う他なし。しかも教唆する外国は周囲に多くある。妙な時代になったが、それでも備えは怠ってはならないのだ。2018/08/22

とろろ

0
本書は「予防接種」である。とあとがきにある。個人的には、2018年にアプデされた『「新しい戦争」を日本はどう生き抜くか』かなあ。2001年上梓のそれには、今の日本は必死必殺テロの甲斐もない、という意味のことが書かれていた。進化するテロ戦術。テロリスト側が命かけなくても、命取らなくても、五輪控えた国にはいろいろされたら困ることあるんだなあとは思わされた。2018/09/19

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