PHP新書<br> 「官僚とマスコミ」は嘘ばかり

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PHP新書
「官僚とマスコミ」は嘘ばかり

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  • サイズ 新書判/ページ数 301p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569840680
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報

官僚たちはいかにメディアを操るか? マスコミはなぜミスリードするのか? 著者の霞が関体験を基に日々のニュースの裏側に鋭く迫る!

?橋洋一[タカハシヨウイチ]
著・文・その他

内容説明

森友問題、加計問題…。官僚たちは、自分たちの思う方向に状況をもっていくために、いかにメディアを操るか?マスコミは、なぜミスリードを繰り返すのか?「明日の社説に書け!」。財務省では、上司からそんな命令が飛ぶ。実は財務官僚は、様々な手を講じて、思いのままに新聞の社説を書いてもらえるほどの「ズブズブの人間関係」をつくりあげているのである。本書は、様々な「ニュース」の裏で、財務省はじめ官庁がどのような仕掛けをするのかを、著者の実体験もふんだんに交えながら紹介。驚愕の「霞が関とマスコミの癒着」や「フェイクの構造」を明らかにする、衝撃の書。

目次

第1章 真実はいかに歪められるか―官僚とマスコミの罪と罰
第2章 いまだから明かす、財務省の「マスコミ操縦」
第3章 財務省とはまったく違う「官邸のマスコミ対応」
第4章 新聞・テレビの「特権」を奪え!
第5章 データの扱い方を知らないマスコミ
第6章 マスコミの「知識不足」はフェイクニュースの温床

著者等紹介

〓橋洋一[タカハシヨウイチ]
株式会社政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授。1955年、東京都生まれ。都立小石川高等学校(現・都立小石川中等教育学校)を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年、『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hatayan

27
官邸にも仕えた元財務官僚がニュースの賢い見方を説く一冊。 財務官僚は若い頃からマスコミや学者と人間関係を築き、審議会のポストなどをエサに世論を意のままに誘導するノウハウを身に着けている。 財務官僚の怜悧さを直截描いた第2章、機密度の高い情報を扱う官邸での経験を記した第3章が見所です。 東京新聞の望月衣塑子記者の質問は証拠に基づいていないので恐るるに足らず、大相撲の千秋楽で7勝7敗の力士の勝率の推移を見れば明らかだが八百長の有無を議論するのは無粋。時折忍ばせた小ネタで筆者の思いが語られるのも興味深いです。2019/03/15

roatsu

26
今こそ読みたい旬の良書。フェイクニュースに騙されず、冷静に事態の本質を見極めるためのノウハウ。元官僚として霞が関中枢の仕事事情及びマスコミの本性を知悉する著者が、前者のちょんぼと後者の短絡性や無知が大きく膨らませた件の茶番劇について冷静に時系列を整理しつつ紐解き、エビデンスに基づく合理的な実態分析を提示する。文中、朝日新聞を始めとするマスコミや前川某を始めとする一部官僚に対しなされる著者の問いかけは冷静な筆致ながらもその行為と意図の邪悪さを見抜き、強い怒りを突き付けていると思う。自分も全く同感である。2018/06/04

HMax

23
自身で情報を正しく見る目を育てる必要性をますます実感させる本。新聞社は株式譲渡制限によってコーポレートガバナンスが働かない。その新聞社の子会社がTV局。TV局は放送法による免許制によって新規参入から守られている。一方放送法の4条は倫理規範で守らなくてもよいと都合よく解釈する。こういうマスコミだから「欺瞞を正面から論破することが難しい」場合はモヤモヤした気持ちを言葉にして伝えたいということを言っても平気なんですね。正々堂々と事実と証拠を積み上げて論破する努力をしなくても潰れる心配がないから。2019/04/27

mazda

23
官僚の仕事はマスコミ操作であり、マスコミもバカだから事務次官が話すことは、裏も取らずに真実だと伝えるという図式のようです。安倍さんが「悪魔の証明」と言ったのは正にその通りで、モリカケでも野党やらなんやらが「あった」と追及するのなら、あったことを証明できるエビデンスをつけて追求するべきです。何もない方は「ない」としか言いようがなく、ないことを証明するのは不可能だというのが正論で、これは宇宙に生命が「存在しない」ということを証明しろというのと同じ。できるわけないでしょう?2019/03/15

しゅわっち

19
著者の思いと違う表題である。売れるために出版社がつけた表題です。その表題にハマったのが私です。財務省からマスコミへの情報の流し方、官邸のマスコミ対応は、知らない内容で面白かったです。日刊新聞紙法で守られている新聞を知りました。 本には書いていないが、記者クラブでの談合体制に、テレビを新聞系列のみ許可をし、強化を図ったと思います。このような状況で、あぐらをかいて勉強しない記者は、政府、官僚の情報を理解しないで流してるように感じた。知識がないので、思い込みでしか情報を流せない状況が、多いように感じた。 2019/05/10

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