出版社内容情報
夫の暴力から子供とともに逃げてきた私が、チャンピオンの挑戦者に!? 現代を生きる女性にエールを贈る、爽快&感動のボクシング小説。
五十嵐 貴久[イガラシ タカヒサ]
著・文・その他
内容説明
勝てなくてもいい。でも、もう逃げない。夫のDVから子どもを連れて逃げた先で出会ったものは―。現代を生きるすべての女性にエールを贈る、感涙必至のボクシング小説誕生!
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業後、出版社に入社。2001年、「リカ」で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウッディ
138
夫のDVから逃れて娘と東京のアパートで暮らし始めた沢口愛。バイト先の同僚に付き合って行ったボクシングジムでひょんなことからプロボクサーを目指す。小1の娘を何もない部屋で一人留守番させる母親の心境にジ~ン。周囲の人と心を通わせることができず、何事にも自信のなかった主人公がボクシングと出会い、前向きに変わっていく姿に勇気づけられ、ラストの死闘は手に汗を握りました。謝辞を読んで、「ロッキー」だったのかと納得。娯楽映画のオマージュとして描かれた「炎の塔」等と同様に純粋なエンタメ小説として楽しめた。面白かったです。2018/10/05
utinopoti27
133
『セブンズ』に続くスポ根シリーズ第2弾は女子ボクシングだ。DV夫から娘と逃げ出し、どん底でもがく33歳の愛が始めたボクシング。気が付けばプロになり、1勝もできないうちになぜか無敗の若き絶対王者と闘うはめに。中途半端な自分を変えるために、無謀な試合に臨むのですが・・。女性版ロッキーを意識して描いたという本作、突飛な設定ながらつい引き込まれてしまいます。圧倒的な実力差に、ボロボロになりながらも必死に食らいつく愛。支えてくれた人たちのために頑張れ!ベタなシナリオが単純に熱い。好きだなあこういうの(;^_^A2019/05/16
みかん🍊
110
DV夫から娘を連れて逃げてきた愛、夫と対決し娘を守る為にボクシングをするのかと思ったら、自分の意思ではなく成り行きで始めたら流されるままプロテストまで受ける事に、途中、運動も好きでなく部活もしていなかった愛がそこまでする動機が弱く夫から逃げているのにテレビで放映される試合にでるのかと違和感があったが最後の試合のシーンでは涙してしまいました、現代版ロッキーと帯にある通りボクシング好きでもないが興奮と感動するラストでした。2018/09/29
初美マリン
104
今闘うのをやめたら今までの逃げていただけの人生と変わらない、周りの人の応援も頑張ればこそです。わかっているけど、感動します。2018/09/22
takaC
95
真利夫はどうなったんだろう。2018/10/30
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- 和書
- やさしいけしき