名作なんか、こわくない

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名作なんか、こわくない

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569837208
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本は女の最大の武器――。若手人気作家を夢中にさせ、今をつくった古今東西の名作を紹介。その魅力を味わい尽くす「読書エッセイ」。

内容説明

『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』の著者による初のエッセイ集。『悪女について』『白鯨』からカズオ・イシグロの『日の名残り』まで、読んだ人も、これから読む人も、読むつもりがない人も、みんなが楽しめる名作案内。

目次

フランス文学篇(『女の一生』ギ・ド・モーパッサン―信じることをあきらめないエネルギー;『ボヴァリー夫人』ギュスターヴ・フローベール―何不自由ない主婦が破滅へまっさかさま ほか)
日本文学篇(『放浪記』林芙美子―胸をつかまれるキーワードが満載;『悪女について』有吉佐和子―読まなければ損をする物語 ほか)
イギリス文学篇(『高慢と偏見』ジェイン・オースティン―十八世紀に生まれた元祖ラブコメディ;『お菓子とビール』サマセット・モーム―我慢せず、日々を謳歌する妻の可愛らしさ ほか)
アメリカ文学篇(『緋文学』ナサニエル・ホーソン―悪評が魅力や財産に変わる時;『風と共に去りぬ』マーガレット・ミッチェル―欲望に正直な女の子を肯定してくれる男性 ほか)

著者等紹介

柚木麻子[ユズキアサコ]
1981年、東京都生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年、「フォゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞。受賞作を含む連作短編集『終点のあの子』でデビュー。15年、『ナイルパーチの女子会』で、第28回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

294
柚木麻子は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。仏・日・英・米の名作を著者ならではの視点で解説する文学ガイド。57作品どれも面白そうで、何時か読んでみたいと思いましたが、この中で読んだことのある本はたったの5冊でした。日本文学全集完読プロジェクト https://bookmeter.com/users/512174/bookcases が、完了したら、次は世界文学全集完読プロジェクト http://www.kawade.co.jp/np/special/3677774465/ を始めようかなぁ!2018/02/01

風眠

196
アッコさんみたいにズバッと鋭く、けれど軽やかに楽しく、フランス、日本、イギリス、アメリカ文学の魅力を語った名作案内。この小説では美容テクニックが学べるよ、とか、元祖ラブコメはこれだ!とか、わー楽しそう、読んでみたいー、ってなるけど、ちょっと待て。読むとなったら、私にはきっと難しいって思う。だって、こんなに色んな事にツッコミながらフランス文学とか、無理!・・・なので、この名作案内で読んだ気になっているのが、私には丁度いい。とっても楽しくて、にわか解説ができそうな程度に文学を知ることができる、ためになる一冊。2018/02/07

おしゃべりメガネ

195
常に'女子力'というテーマに真っ向から立ち向かい?あらゆる女性の行き方、生きざまをコミカルに、時にはシリアスに描く柚木さんのエッセイです。柚木さんの作風のルーツとなっている数々の名作が紹介されており、その範囲は日本だけではなく、フランス、イギリス、アメリカと4か国にも渡り、文学名作を好きなだけ語ってくれています。女子も女性もレディースの読者の方にぜひ手にとってもらいたく、色んな考え方や生き方にきっと共感できるのではないでしょうか。あらゆる名作の中に何かしら自分に合った作品が見つかると思いますので是非とも!2018/01/20

takaC

170
古典名作を紐解くという名目通り(田辺聖子、瀬戸内寂聴、ジョン・アーヴィングの3名を除いて)今は亡き作家陣の作品紹介だった。あとがきで言われて気がついたが、確かに、本を読まなくてもどんな話なのか知れた「世界名作劇場」の功績は大きかったな。自分もその恩恵に預かった一人。2018/04/04

ウッディ

162
モーパッサンの「女の一生」から、アーヴィングの「ガープの世界」まで、仏、日、英、米の名作と呼ばれる小説に対する柚木さんの想いを著したエッセイ集。読んだことのある小説は、多くなかったけど、この本のおかげで、読んでみたくなる名作は結構多かった。ただ、著者の趣味なのか、女流作家の作品が多く、取り上げた日本の名作は全て女性のものでした。食べ物に対するこだわりとか、柚木麻子という作家の小説が描き方の根本というか、手品の種明かしをしてもらったようで、興味深かったです。 2018/03/03

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