出版社内容情報
「誰かの人生とあなたの人生を比べる必要はない」「この人生の主役は『あなた』」など、悩み苦しむすべての人を救う珠玉の言葉集。
内容説明
認められなくても、あなたは素晴らしい。立ち止まってしまったあなたへ贈る、珠玉の言葉集。
目次
第1章 この世界は「あなた」がいてこそ(この人生の主役は「あなた」;「ひとり生きる」ことが怖いというあなたへ ほか)
第2章 味わい上手になろう(「ひとり」を楽しむ自分を見つける;一瞬を味わうことが人生を豊かにする ほか)
第3章 誰かとともに在る歓び(違う存在同士だからこそ響き合う;たくさんの「いのち」とともに在る歓び ほか)
第4章 風のように、ひとり軽やかに(「あきらめる」は明らかに究めること;プレハブ的な生き方も楽しい ほか)
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年(昭和7年)福岡県生まれ。平壌で終戦を体験し、47年引き揚げ。早稲田大学中退後、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』他で吉川英治文学賞、2002年菊池寛賞受賞。2010年長編小説『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
108
タイトル通りに生きて行きたい。が、多々見失うこともある日々の中で『あなたの最善は、あなたにしかわからない』時々こういう思想というか、こういう言葉で自分を納得させたり、気付かせてもらったりする。まさに『五木節』です。それが心地いい。体と心が欲しているのだと・・お彼岸の中、ゆっくり噛みしめました。2017/09/25
あすなろ
84
題名通りの本。即ち、あなたの人生を、誰かと比べなくていい。つまり、私達は唯一無二の存在であって、誰かと比べるものではなく、人生は生きて在るだけで十分素晴らしい、ということ。誰かと比べる、または認められたい、もっと認められたいから自由になりなさい、という本。五木節にはやはり時折触れたくなる。こうして己を振り返る、冷静に見返すだけでも充分に効果があるのてはないかといつも思う。特にこの本は、日曜夜に五木氏がDJをされていたラジオ番組 五木寛之の夜を思い出した。あの番組聴きながら、風呂に入ってたなぁ。2017/09/10
コージー
32
★★★☆☆作家、五木寛之さんの「生きる」をテーマとしたシリーズ三冊目。苦しみの根源は、「自分自身の人生を誰かと比べている」ところにあるのではないかと思いから本を執筆。けっして意見を押しつけることなく、優しい語り口で、読者に寄り添ってくれます。 不安や悲しみ、後悔などで、心が押しつぶされそうなとき、ぜひ読んでみてください。【印象的な言葉】①「ひとりになる」のではなく、「ひとりで在る」。②人生ってのは、本当にひどいもんだ。でもだからと言って自分がそれを投げ捨てるほどひどくはない。2019/05/29
jima
27
まえがきから「私たちはたった一つの存在として一人で生まれ、一人で死んで行きます。つまり全ての人が『一人生きる』存在だということです。『ひとり生きる』ことは、とても険しい道のりです。・・自分ひとりで悩み苦しみながら、精一杯生きるほかないのです。しかし一つの希望は『全ての人がひとり生きている』ということです。不安のあまり眠れぬ夜を過ごしたら、そのことを思い出して見てください。・・唯一無二の存在として、みなひとり生きている。・・」2017/08/09
hiromura
20
久しぶりの五木寛之さんは、やはり生きていくのが楽になりそうな文章だ。2017/11/24