出版社内容情報
2010年『悪ノ娘 黄のクロアテュール』の発刊以来7年間続いた悪ノ娘・悪ノ大罪シリーズがついに完結! 悪とは一体何なのか?
内容説明
運命分かつ悲しき双子から始まった壮大な物語が今、幕を閉じる―累計125万部突破の「悪ノ娘」「悪ノ大罪」シリーズついに完結!!
著者等紹介
悪ノP(mothy)[アクノPMOTHY]
2008年2月に鏡音リン楽曲『10分の恋』でボカロPデビュー。2010年8月に処女作となる小説『悪ノ娘 黄のクロアテュール』を執筆。また、ノベルのほかにも楽曲制作、漫画原作の執筆などマルチな活躍を見せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひー坊
15
ついに完結。ボカロ初期に始まったシリーズ。派生作品も多く、ボカロをかじったことがある人なら絶対に知っているシリーズ。『悪ノ娘』『悪ノ召使い』を聞かなかったら、きっとボカロにハマらなかっただろうな。童話の一つとして、小学校の図書館に置いておいて欲しいなあ。2023/09/21
なぎ
8
ずっと追いかけ続けていたシリーズが終わって、寂しいような感慨深いような、不思議な感じ。これまでの大罪契約者、原罪物語、映画館など、全ての悪ノワールドがひっくるめて終着点にたどり着いた。並行する世界と神と、悪。終盤のとある数行は、mothyさんを初期の頃から追いかけている人にはピンと来るはず。繋げ方が上手くて、楽しませてもらいました。mothyさんお疲れ様でした2017/11/28
ジャック
7
ずっと追いかけていたシリーズが終わってしまって凄く寂しいですが、無事に終わって良かったなと思っています。楽曲の『悪ノ娘』からあの双子幸せになってほしいなぁと強く思っていたので今度こそ幸せになれるよう祈っています。2018/05/04
白雪ちょこ
5
面白かった。 最後は、今まで出てきたキャラクター達全員によるアクションバトルといった感じで、頑張っているアレンもかっこよく、バニカやクラリス、懐かしいキャラクター達が出てきた時は、思わず感動してしまった。 挿絵も今回は多く、相変わらず綺麗で最後の展開を見たときは、「これで終わってしまうのか。」という寂しさもあったが、とうとう読み終えられたという感動も同時に感じた。悪の大罪を見届けるには、是非これを最後まで読んでほしい。2021/07/22
斎木
2
長く続いた大罪シリーズも最終巻。今までのキャラクターたちが勢揃いでわちゃわちゃしていて楽しい。サードピリオドが現実でセカンドピリオドは仮想世界だったけれどそのセカンドピリオドのアバターたちがサードピリオドに来てしまった結果世界が滅茶苦茶になってしまったということらしく、ちょっと難しくてエピローグはよくわからなかったな……。みんなそれぞれ並行世界に飛んでいったということなんだろうか。ヴェノマニアが子孫に遭遇してへらへらしたりカヨを口説いたりするシーン好き。すっかりギャグ要員になってしまって……。2022/02/20