PHP新書<br> イスラム唯一の希望の国 日本

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PHP新書
イスラム唯一の希望の国 日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 268p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569835891
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0222

出版社内容情報

欧米でイスラム排除の姿勢が強まる情勢の中、ムスリムの希望となっている日本の役割とは何か。日本とイスラムの関係史を辿って分析。

宮田律[ミヤタオサム]
静岡県立大学准教授

内容説明

トランプ大統領は就任式で「イスラム過激主義を根絶する」と高らかに宣言した。ドイツのいくつかの地域では、若いムスリムの失業率が約30%になると推測され、フランスではムスリム女性の服装が厳しく規制されている。中国・インドでもムスリムは迫害や差別を受けている。そんな情勢の中、日本がイスラムにとっての希望の国となっている。イスラムの人々は日本のソフトパワーや科学技術を賞賛し、日本もシリア難民を受け入れ始めている。歴史をひもとけば、日本とイランは石油取引が始まる前から貿易が盛んだった。本書では日本とイスラムの関係史を辿り、日本の役割を考える。

目次

第1章 世界中で、イスラムを取り巻く情勢が厳しくなっている
第2章 現代日本とイスラムの外交関係
第3章 イスラムで親しまれている日本文化
第4章 大正以前の日本・イスラム関係史
第5章 イスラムから知る昭和と平成の時代
第6章 日本におけるイスラムの現実
第7章 日本の果たすべき役割

著者等紹介

宮田律[ミヤタオサム]
1955年山梨県生まれ。現代イスラム研究センター理事長。静岡県立大学国際関係学部准教授。慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程(歴史学)修了。専門は現代イスラム政治研究、イラン政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

20
9日本とイスラム諸国とどうやって友好関係が築かれ維持されてきたのか、イスラムの人達は日本にどんな感情を持っているか日本に何を期待しているのか日本が中東との関係を大事にしているかが良く分かりました。日本は今後もイスラム諸国との良好な関係を維持して西欧諸国との架け橋となり平和の維持に貢献できる国になれればと願っています。2020/01/12

Ex libris 毒餃子

9
たまにイスラムの本を読むのは面白い。中東、極東は西洋のくくりであるが、イスラム世界から見た場合は日本とイスラム世界もアジアの一部である、という理解をしてくれている。難民の多さや歴史的過程から欧州では、迫害されがちであるが、日本は欧米列強との戦いやイスラムの教えとの日本人の価値観の一致点から彼らからシンパシーをもたれている。国際貢献・協調の観点からもイスラム世界へ関心を持ち続けることは必要である。2020/12/27

飯田一史

1
イスラム世界と日本人の交流を豊富な逸話で綴る。多くが民間、個人によるもので大きな「流れ」になっておらず、 向こうからの期待に応えきれていない感がもどかしい。2019/01/11

メカメカ

0
イスラム諸国がいかに日本に対して好意的な感情を持っているのかを書いています。ヨーロッパ諸国はアフリカ・中東を植民地にし、その後勝手な国境線を引くなどして現在のトラブルの要因を作ったこと、アメリカは勝手な思惑で介入したりしてくることから反感を持っているが、日本には直接的に被害を受けたこともなく、かつ有色人種の国として先進国の仲間入りしていることが希望の星ということになるそう。 イスラムへの偏見をなくし、日本独自でのかかわりを持っていくことが重要なのだと主張しています。2017/12/21

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