出版社内容情報
欧米でイスラム排除の姿勢が強まる情勢の中、ムスリムの希望となっている日本の役割とは何か。日本とイスラムの関係史を辿って分析。
宮田律[ミヤタオサム]
静岡県立大学准教授
内容説明
トランプ大統領は就任式で「イスラム過激主義を根絶する」と高らかに宣言した。ドイツのいくつかの地域では、若いムスリムの失業率が約30%になると推測され、フランスではムスリム女性の服装が厳しく規制されている。中国・インドでもムスリムは迫害や差別を受けている。そんな情勢の中、日本がイスラムにとっての希望の国となっている。イスラムの人々は日本のソフトパワーや科学技術を賞賛し、日本もシリア難民を受け入れ始めている。歴史をひもとけば、日本とイランは石油取引が始まる前から貿易が盛んだった。本書では日本とイスラムの関係史を辿り、日本の役割を考える。
目次
第1章 世界中で、イスラムを取り巻く情勢が厳しくなっている
第2章 現代日本とイスラムの外交関係
第3章 イスラムで親しまれている日本文化
第4章 大正以前の日本・イスラム関係史
第5章 イスラムから知る昭和と平成の時代
第6章 日本におけるイスラムの現実
第7章 日本の果たすべき役割
著者等紹介
宮田律[ミヤタオサム]
1955年山梨県生まれ。現代イスラム研究センター理事長。静岡県立大学国際関係学部准教授。慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程(歴史学)修了。専門は現代イスラム政治研究、イラン政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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