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出版社内容情報
1965年、北大西洋・シュエルデン国ケンズ島。
両親を船の事故で亡くしたオリジは「死なない船をつくる」と決意し船大工を志すが、ひょんなことから、いまだ舟葬文化の残るこのケンズ島で葬送舟を作ることになる。
死をお金にしていく葛藤に苦しむオリジに、相棒のアルトと"モンガータの旅人"が見せた景色とは……。
【モンガータの旅人】[名]
北大西洋・シュエルデン国における故人の俗称。モンガータとは夜海に灯る月光の道のことであり、そこに送り出された故人が旅人にたとえられたことに由来する。この舟葬文化は20世紀初頭の経済成長により消滅しかけているが、ケンズ島では現在も継承されている。
出典:『シュエルデン国史 第3集』より一部抜粋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ文学
8
これはね、泣きます。涙で3回読むの中断しました。故人の人生にちなんだ彫刻を施した舟に故人をのせ海に送り出す舟葬。この舟をつくる船大工オリジが主人公のお話。舟葬で回想される故人との思い出が描かれる場面が切なすぎて、涙なくしては見られない。絵柄がやさしい感じでこれがまた涙を誘う。葬儀は悲しいものだけど、舟で送り出すってところが特別な感慨を抱かせるのかもしれないなあ。それにしても一話はショックだよ。切なすぎる(T-T) 2025/04/15
へへろ~本舗
4
舟葬って作者が設定した架空の葬式かと思ったら、本当にある風習だった。2025/04/29
おかめいんこ
3
いいお話だな〜2025/05/11
マーチ
1
親しい人の死を受け入れていくキッカケの一つとしての舟葬。 登場人物の感情が丁寧に描かれていて、とても良かった。2025/04/18