東京カウガール

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東京カウガール

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  • サイズ B6判/ページ数 377p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569832579
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「この女、どこかで」――都内で頻発する殴打事件の犯人を偶然撮影した英志は、その正体を突き止めるが……。著者新境地のサスペンス。

内容説明

その夜、カメラマン志望の大学生・木下英志は夜景を撮っていた。人気のない公園で鈍い音を聞きつけカメラを向けると、そこには一人の女性がいた。彼女は屈強な男たちを叩きのめすと、車椅子の老人を伴い車へと消えた…。後日、改めて画像を見た英志は気づく。―似ている。横顔が、あの子に。カメラが捉えた不可解な事件に隠された哀しい過去とは?

著者等紹介

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp‐town fiction』で第29回メフイスト賞を受賞して翌年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

97
『東京カウガール』というタイトルから想像したのとは全然違う話だったけど、結末が気になって一気読みでした。奈子は表紙の絵のようなイメージだったが英志はちょっと違うだろう。2017/07/20

みかん🍊

95
カウガールってそういう意味だったのか、若い女性がいくら強いといえど三人もの男性をあっけなく叩きのめす事ができるのか、小路さんだからバッドエンドになる事はないだろうと安心しながらもどう決着つけるのか気になって読み進めた、ダークな世界へ片足を突っ込んだ人々、正義だけできれい事だけではやってはいけない時もある。2017/07/19

ウッディ

93
写真を撮ろうと訪れた公園で、チンピラをやっつける恰好いい美女と遭遇するしたことから始まる物語。登場人物がみんな一筋縄ではいかない、ダダ者じゃない人ばかり、たまたま撮影した事件映像の被写体が知り合いの孫で、以前から気になっていた素敵な女性‥設定も登場人物も都合良すぎて、リアリティがなく、結末も中途半端で、感情移入ができないまま、話が終わってしまった。久々のハズレの本でした。2017/09/23

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

78
84/100点 著者新境地のサスペンスと謳われていましたが、サスペンスの要素は少なく、サスペンス風味のボーイ・ミーツ・ガール小説。何か、樋口有介さんぽい作品だなと思いました。結構話しのテンポも良く、登場人物も個性的で、面白く読めました。ただいつもの小路作品と同様に、登場人物に悪人がいない為、盛り上がりに欠けています。せっかく半グレへの復讐を描いているのですから、半グレからの視点も入れれば、もっと物語に深みが出ると思うのですが…。とは言え、前作の愚にもつかない話しと比べると、数段面白かったです。2017/07/18

ぶんこ

68
ホノボノ系かと思ったのですが、結構ヤバイ世界が絡んでいて、読むのを中止しようかと迷いました。意した祖母の復讐のために半グレをたった一人で叩きのめす奈を撮ってしまった英志。映像を撮るのが趣味の英志は、カメラを構えていると周囲への感度が鋭敏になる。何だかおかしい、嫌な気がしする、危ない予感といったものに気付く事で逃げ足は速い。奈子と恋仲になっていく英志が、奈子を守るために繁叔父と、その人脈に助けられていく様はヒヤヒヤ。怖かったです。なにはともあれハッピーエンドで良かったです。2017/10/11

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