出版社内容情報
なぜ天皇という呼称が生まれたのか。その正統性が長い歴史を経て続いてきたのはなぜか。異才の二人が謎に踏み込む。
副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
作家・評論家
斎川眞[サイカワマコト]
日本法制史学者
内容説明
中国の属国であることをやめて日本が目指した国の形は?
目次
第1部 天皇という称号(「天皇」とは、「北極星」のことである;「王、皇帝」の称号は、臣下が献上したものである;日本の天皇号はいつから使われたか、『日本書紀』には書いていない;天皇について「歴史学」として確実に言えること;天皇の地位を保証する「天壌無窮の神勅」;天皇にはなぜ「姓」がないのか)
第2部 中国と日本(「冊封体制」とは何か;冊封体制とは、中華帝国の世界秩序のことである;天命思想とは、王朝交替の思想である;日本は、中華帝国に朝貢して、世界史に登場した;遣隋使・遣唐使は、中華帝国の官職・爵号はいらないと伝えた;日本という国名は、律令体制に伴ってあらわれる)
第3部 「中華帝国」のようになりたくて律令を作った(日本は、中華帝国のような国家になりたかった;遣隋使や遣唐使の本当の目的;なぜ律令体制を作りたかったか;律令国家は、行政指導・官僚統制型の国家である;結論 そして、国家の枠だけが残った)
著者等紹介
副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
評論家。1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。米国の政治思想、法制度、金融・経済、社会時事評論の分野で画期的な研究と評論を展開。「民間人国家戦略家」として執筆・講演活動を続ける
斎川眞[サイカワマコト]
1947年、新潟市に生まれる。早稲田大学法学部卒業。同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。専攻は日本法制史・法思想史・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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