PHPビジネス新書<br> ルポ父親たちの葛藤―仕事と家庭の両立は夢なのか

電子版価格 ¥850
  • 電書あり

PHPビジネス新書
ルポ父親たちの葛藤―仕事と家庭の両立は夢なのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569830681
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C1234

出版社内容情報

「男性も育児を!」の大合唱の中、仕事と家庭の板挟みで悩む父親が急増中。サイト「パパの悩み相談横丁」の管理人がその打開策を提案。

おおたとしまさ[オオタトシマサ]
育児・教育ジャーナリスト

内容説明

なぜ男性の「家庭進出」が進まないのか。著書は「これまでのイクメンブームの盛り上げ方に短絡的な部分があったと認めざるを得ないのではないか」と問いかける。ではどうしたらいいのか。仕事と家庭の板挟みに悩む父親たちの本音、彼らに殺意さえ覚えるという妻たちの本音、理想ばかりを言っていられない会社側の本音、そして冷徹に世相を物語る数々のデータから、ヒントを見い出す。

目次

第1章 自らブラック企業化する父親たち(育休を取った経営者がうつに;仕事と家庭の両立で全身脱毛症 ほか)
第2章 夫の本音(家庭でも休む暇がなく、仕事でもミスを連発;職場でも家庭でも馬車馬のように働く毎日 ほか)
第3章 妻の本音(妻の殺意にも気づかずベタベタしてくる夫;両親の手助けがなければ生活できない ほか)
第4章 会社の本音(「女性」というパワハラ!?;「使える社員」はどんな社員か? ほか)
第5章 かっこつけない、がまんしない(ジレンマから抜け出すための8つの心得;「思い込み」が「悩み」をつくる ほか)

著者等紹介

おおたとしまさ[オオタトシマサ]
育児・教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ。2005年にリクルートから独立。数々の育児誌や教育誌の監修やデスクを歴任し、現在は育児・教育に関する書籍やコラム執筆・講演活動を行う。心理カウンセラーの資格があり、また、中高の教員免許をもち、私立小学校での教員経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた

17
みんな大変だなと思う一方で、「いやいや俺のほうが大変だぜ」と自慢したくなっちゃうのも問題だな。2016/10/07

highsax @ シンガポール

11
★★★★☆ 友達に借りた本。斜め読みで読了。「育休世代のジレンマ」のアンサーソングのようだった。制度が社会構造を作るのではなくて、社会構造があるから制度が作られるという言葉に共感。自分でどういう働き方をしたいかを選択できる時代に入っているということだろう。確かに携帯とパソコンがあれば世の中の殆どの事務仕事はできる。大事なのは、自分で働き方を提案するか。 第5章は全体のまとめになっていて、共感できる点が多い。かっこつけず、我慢せず、パートナーと話し合う事が大事なんだろう。それが難しいんだけどね。2016/09/19

たか

11
男性、女性の役割分担を明確にするのではなく、仕事も家事も育児も話し合いながら、協力することが大事。何かをやるならば、他を捨てるなどの取捨選択も大事だと思う。2016/06/21

RYOyan

9
夫、妻、会社の本音を語らせてから提言というスタイルがわかりやすくて納得のいくものだった。世の中、かけ声ばかりが飛び交っているけど、現実は複雑で立場や環境で必要な方策は変わってくる。変化はジワジワと足元から起きてくるわけで、否応無く夫婦関係も社会環境も変わっていくだろう。2018/04/01

Humbaba

9
子どものことを思う親の気持ちが、必ずしも家族に伝わる保証はない。それどころか、心ならずも誤解されて伝わってしまう事も多い。互いに自分お気持ちをわかってほしいという思いを持ちながら、このくらいなら言わなくても通じるはずであると信じて口に出さない。そのような甘えが、関係を悪化させてしまうことに繋がる。2017/07/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11031538
  • ご注意事項