出版社内容情報
料理から土産物まで素敵なものでいっぱいの京都。でも、気になるそのお値段は? 京都を知り尽くした著者がお値打ち情報を紹介。
【著者紹介】
作家
内容説明
京都を深く知る手がかり満載のエッセイ。京都旅の予算を立てるのに必携の書。このまちを知り尽くした著者による、とっておきの京都50選。
目次
第1章 おいしいお持ち帰り(「染井の名水」 0円;錦市場「近喜」の小さいひろうす 60円 ほか)
第2章 伝統の技を手土産に(「鳩居堂」の絵葉書 80円;「丹治蓮生堂」の和ろうそく 120円 ほか)
第3章 京の美味を食す(「粟餅所 澤屋」の粟餅 450円;「萬福」の中華そば 650円(税込) ほか)
第4章 京都で憩う、文化に浸る(「源光庵」の悟りの値段 400円;「船岡温泉」の入湯料 430円 ほか)
おまけ 「ご利益」の値段(「貴船神社」の結び文;「晴明神社」の魔除け(御祓串) ほか)
著者等紹介
柏井壽[カシワイヒサシ]
1952年、京都市生まれ。大阪歯科大学卒業後、京都市北区に歯科医院を開業する。生粋の京都人で、生来の旅好きであることから京都および日本各地の旅紀行やエッセイを執筆。テレビ番組や雑誌の京都特集でも監修を務める。柏木圭一郎名義で「建築学者・京極要平の事件簿」「名探偵・星井裕の事件簿」シリーズを執筆。本人名義で執筆した小説も好評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
63
観光都市故かその積み重ねられた歴史故か、京都には珍しい土産物や一風変わった食事が多い。本書は京都出身の著者が値段と共にそれらを紹介した一冊。読んでいると京都にはまだまだ知らない名品が多いなと感じる。買った事のあるのは阿闍梨餅や黒七味等一部だけだし。他にもお菓子類の意外と安いなと感じる物や、「辻留」の弁当や「なかひがし」の昼食等やはりそれくらいはするな、と感じるものも。京都に旅行に行くにあたっても予算は誰しも考えると思うので、そういう意味で格好のガイドブック、土産物案内になると思います。また買ってこよう。2024/01/28
フリージア
29
生粋の京都人という著者が、京都の食べる買う観るを紹介してくれます。例えばしば漬けの「野呂本店」、「丹治蓮生堂」の和ろうそく、「市原平兵衛商店」の盛り付け箸、「粟餅所 澤屋」の粟餅等々。もしまた京都に行った時には寄ってみたくなります。時間がある京都旅行の重宝なガイドブックです。2021/10/25
たいぱぱ
13
前から食べてみたかった〈はふう〉のビーフカツサンド。1900円とありましたが、こんな値段だったかな?4000円くらいしたような・・・。兎に角食べてみたいです。2016/01/29
けせら
7
京都のもろもろ(食、文化など)をお値段も合わせて紹介する本。旅行に行けない昨今だけど、これを見てほっこりし、いつか訪れて「あ、これか」と、ここで紹介された諸々を見て回りたいわ。2021/02/13
田中峰和
4
地産地消を徹底している名店は京都にも多いが、ここで紹介される阿闍梨餅はその典型。昨年の天候不順で丹波大納言小豆が不作で、減産したため売り切れお詫びのニュースが出ていた。北海道小豆も台風の影響で凶作となって、仕入れができないとしても中国産で誤魔化すことも可能だろうが、道義的に許されない老舗の誇り。豚肉文化の東京に対し、京都は牛肉文化。まい泉のヒレカツサンドはとんかつだが、はふうのカツサンドはビフカツ。1800円のカツサンドと2800円のステーキ丼は気軽なランチではない。100円の阿闍梨餅は貧乏人の味方かも。2017/04/17