音楽好きな脳―人はなぜ音楽に夢中になるのか

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  • サイズ A5判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784826901574
  • NDC分類 761.14
  • Cコード C0045

内容説明

音楽を聴く、楽器を演奏する…その時、あなたの脳に何が起こっているのか?

目次

はじめに 音楽が好きで科学も好き
1 音楽とは何か?―音高から音質まで
2 足で拍子をとる―明敏なリズム、音の大きさ、ハーモニー
3 幕の向こうで―音楽とマインドマシン
4 先を読む―リスト(とリュダクリス)の音楽に期待するもの
5 名前を知っているなら電話番号は自分で調べて―音楽をどうカテゴリー化するのか
6 デザートが済んでも、クリックはまだ四つ先の席にいた―音楽、感情、そして爬虫類脳
7 何が音楽家を育てるか?―専門技術を分析する
8 私のお気に入り―好きな音楽を好きになる理由
9 音楽本能―進化のナンバーワン・ヒット

著者等紹介

レヴィティン,ダニエル・J.[レヴィティン,ダニエルJ.][Levitin,Daniel J.]
1957年サンフランシスコ生まれ。マギル大学(モントリオール)心理学・行動神経科学教授。認知心理学者・神経科学者であると同時にレコード・プロデューサーとしてのキャリアをもつ異色の存在。『音楽好きな脳』でデビュー

西田美緒子[ニシダミオコ]
翻訳家。津田塾大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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原玉幸子

11
ディスレクシア(識字障害)が聴覚系の計時機能の欠陥と関係がある報告や、進化生物学の最良推定値で適応形態がヒトゲノムに現れるのに最低で5万年かかるとの「進化ギャップ」等は興味深かったのですが、今や「記憶保存でも構成主義でもない『多痕跡記憶モデル』がコンセンサスとなりつつある」との解説はちょっと古いと思います。「音楽(の余韻)って不思議だなぁ」と思っての選書でしたが、今一つのめり込めなかったのは、音楽でなく脳科学の事情に比重が置かれ過ぎだったからの気がします。別の関連本にチャレンジします。(●2021年・夏)2021/05/20

Roko

10
「イエスタデイでは、メインメロディーのフレーズが7小節でできている。4小節か8小節をフレーズ単位とするポピュラー音楽の最も基本的な前提のひとつを無視することによって、私たちを驚かせているわけだ。」聞いている人の期待値を壊すことによって印象的な音楽になるのです。急に音がなくなったり、大きな音を出したり、テンポを変えたり、変調したり。スティービー・ワンダー自身が叩いている「迷信」のドラムスのフレーズは常に変わっているというのにもビックリ!天才とは、そういうことを自然にできる人のことなのでしょう。2020/03/10

空崎紅茶美術館

7
専門用語を知らなくても、もともと人間は音楽が好き。音楽が好きで、音楽に詳しい人が書いた本。音楽理論、音響学から始まり、聴覚科学、神経生物学、遺伝子学、進化生物学などまで話を広げて、主に認知神経科学の視点から「音楽」とは何かを探っている。ある程度の説明があるにしても、読み手にも経験・知識を要求するので、読み切るのに時間がかかりました。人の嗅覚には前から興味があったけれど、聴覚も研究として奥深くて、とても面白い本だった。丁寧な参考文献リストがあって便利。2011/02/14

sun

5
認知心理学。ポップス好きの作者なのでどうしてもそうゆう音楽に肯定的な議論が進む。大衆迎合的で好きではない。参考になるアプローチもある。2015/10/31

ネチラ

3
赤ちゃんは音調に反応している。2017/04/28

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