家族という名のクスリ

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家族という名のクスリ

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  • サイズ B40判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569827971
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0030

出版社内容情報

家庭ほど安らぐ場所はなく、夫婦ほど支え合える関係はありません! 下重暁子氏、上野千鶴子氏の「歪んだ家族論」に、徹底的に反論する。

【著者紹介】
評論家

目次

第1章 『家族という病』は、ある臆病な女性の「愚痴」(家族は「演じてみせる」ものではない;読者に一考を促すための反論 ほか)
第2章 「おひとりさま」という病(得られたポストや仕事は「自分の努力」のおかげだけ?;「個人の自由」のみを優先させた社会の末路 ほか)
第3章 「おひとりさま」より「お互いさま」(「個人主義」を盾にした無責任な言説;家庭ほど安らぐ場所はなく、夫婦ほど支え合える関係はない ほか)
第4章 そんなに家族を解体したいのか(マタハラには断固として反対だが…;「男社会」ゆえに女が得をしていることがある ほか)
母娘特別対談 「おひとりさま」はつまらない!―一から十一への物語(子育ての最終目標;鬼と仏のはざまで ほか)

著者等紹介

金美齢[キンビレイ]
1934年、台湾生まれ。1959年に留学生として来日、早稲田大学第一文学部英文学科に入学。同大学院文学研究科博士課程単位修了。その後、イギリス・ケンブリッジ大学客員研究員、早稲田大学文学部講師などを経て、JET日本語学校校長を務める。現在、同校名誉理事長。評論家。台湾独立を願い、日台の親善にも努め、政治、教育、社会問題等でも積極的に発言。テレビ討論番組の論客としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

38
金美齢さんのプライベートなことをほとんど知らなかったけど、やっぱり思っていた通りの人柄だった。私も山積みになっていた『家族という病』立ち読みしたけど 下重さんのアナウンサー時代のイメージが壊れただけでした。上野千鶴子さんの著書は大好きだけど。世間の人がはっきり言わないのはやっぱり可哀相だと思ってるから? 経験してみないと何事もわからない。親になって初めてわかることがたくさんある。それも歳を重ねれば重ねるほど。あの時親はこんなふうに思っていたのかと。自分もその歳になって同じ経験をしないとわからない。2016/04/06

ミヒャエル・安吾

9
『家族という病』に対する反論本。但し、はっきり言ってあの本を「ある女の家族に対する愚痴」だと言うのなら、この本は「ある女の家族の自慢」程度以上のものではないだろうな。何より、この本の読書数がこの本に対して共感できなさを示している。2017/04/23

Noelle

5
おひとりさまの上野さん、極上孤独の下重さんに反論。時に田嶋教授ともやりあう。家族を持たないことを選んだ人たちとは一線を画し、家族を持った上で仕事も子育てもして来た自負は、台湾出身だからという来歴とは別に、著者自身の人生のありようと立ち位置の明確さで、とても納得できる。仕事優先だから、家族は不要とする下重論には全く賛成しないが、結果としてそうならざるを得ない人生もある。どちらかが是非ではなく、それぞれのありようを認めた上で、著者のいうように家族を大切にして未来に繋がる子供を育てる、そんな社会であってほしい。2019/03/28

むさみか

4
確かに 人は一人では死ねない。 最後は 誰かの手助けが必要で それは 家族じゃなくてもよいが 夫だって 子供だって パートナーだって 介護施設の職員さんだって 誰かの生んだ子に間違いはないですね。 お互い様の気持ちで人を育てることは必要です2018/02/05

スローリーダー

2
下重暁子著『家族という病』に違和感を覚え、その反論本である本著を読んだ。個人的には常識的であり正論だと思った。隙が無く明解な論調は強弁的で圧倒されるが、それだけ『家族という病』が話題になったことに危機感を抱いたのだろう。日本の伝統的な家族の仕組みや現行法の根拠などを具体的に示し、主張には説得力がある。常識というのは総じて面白味には欠けるものだが、考え方の根本を支えるものゆえ本書の方がわが意に近い。巻末の母娘対談の内容から、著者の家族自慢と捉えられる向きもある。確かに出来過ぎの御家族で羨望も止むを得ない。2025/06/15

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