PHP新書<br> 東大病院を辞めたから言える「がん」の話

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東大病院を辞めたから言える「がん」の話

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  • サイズ 新書判/ページ数 225p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569827506
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0247

出版社内容情報

「本当に信用できる医師とは」「粒子線治療は効くのか」など、がん外科医と腫瘍内科医の両方の資格を持つ専門医が赤裸々に語る。

【著者紹介】
東京オンコロジークリニック院長

内容説明

いまや、2人に1人ががんに罹る時代。しかし、巷には利益を最優先に治療を行ったり、勉強不足から時代遅れの治療を施したりする医師が溢れ、大手メディアは日々、がんに対するインチキ情報を垂れ流し続けている。著者は、がん外科医と腫瘍内科医という二つの資格を持ち、がん診断、手術の執刀、抗がん剤治療、緩和ケアまでを臨床現場で経験してきた、世界的にも稀有ながん専門医。抗がん剤から先端治療、大学病院の実態まで、「がん」の真実を赤裸々に語る。あなたや大切な家族が後悔しない治療を選ぶために、正しいがん知識をぜひ本書で身につけてほしい。

目次

第1章 医者は本当に「信用ならない」のか
第2章 「正しい治療」を選ぶために知っておきたいこと
第3章 「エセ医学」に惑わされない
第4章 がんとともに生きる、ということ
第5章 手術と抗がん剤を受ける意味は?
第6章 間違いだらけの「がん報道」に惑わされるな

著者等紹介

大場大[オオバマサル]
1972年、石川県生まれ。外科医、腫瘍内科医。医学博士。金沢大学医学部卒業後、がん研有明病院等を経て東京大学医学部附属病院肝胆膵外科助教。世界でも稀有である、がん外科医と腫瘍内科医の2つの専門性を有するがん治療専門医。2015年に退職し、がん相談やセカンド・オピニオン外来を主とした「東京オンコロジークリニック」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロッキーのパパ

20
評価は★★★(満点は★★★★★) いわゆる「近藤理論」は信じていないので、体系的に反論する第6章が一番面白かった。他のページでも、がん治療の専門医である著者の意見は興味深い。2016/03/24

のぼる

11
外科医でありながら、抗がん剤治療のスペシャリストである内科腫瘍医でもある大場氏によるがんのお話し。外科医、放射線医など、何れかの立場から書かれている本を幾ら読んでも、参考になる部分はあれど、答えが書いてある訳ではない。また、何が正しいかも分からない。それぞれが自らの正当性を訴え、他者を批判するのですから。2016/01/21

plum

6
治癒を目指して,標準治療(手術と抗がん剤治療)を,質の高い外科医,①手技,②学問に対する深い理解,③人間性,に頼むことが最善という,しごくまっとうな意見だと思う。ただし患者サイドは,医療の質にはバラつきがあることや,間違った「がん報道」に惑わされないように,がんリテラシーを高めて,がんとともに生きる覚悟が必要である。週刊誌やテレビという媒体について考えさせられた。2015/11/17

tkokon

4
【おススメ】最新の「がん医学」の状況についてよくわかる。同時に、いかに多くの「エセ医学」が世の中に満ち溢れ、しかも幅を利かせているか、ということもわかる。本書P149に出てくる大腸がんの治療方法のオプションに驚く、ほとんど全てがこの15年間でスタンダードとなった治療法だというのだ。まずは、信頼できる医師を確保するのが何よりも重要なのだな。2015/10/29

Eddie

3
後半が近藤誠氏の批判が中心。近藤氏の言い分をそこそこ納得していたがエビデンスなしの理論とは知らなかった。が、その叩きっぷりから見ると、著者の言い分も3割増しくらいで理解しとくのが良いのかも。 良し悪しはともかく、いろんな意見・理論が林立していると患者が迷うのも仕方ないんでしょうね。2021/12/28

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