光文社古典新訳文庫<br> 寛容論

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光文社古典新訳文庫
寛容論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334753320
  • NDC分類 192.35
  • Cコード C0197

出版社内容情報



ヴォルテール[ヴォルテール]

斉藤悦則[サイトウ ヨシノリ]

内容説明

カトリックとプロテスタントの対立がつづくなか、実子殺しの容疑で父親が逮捕・処刑された「カラス事件」。狂信と差別意識の絡んだこの冤罪事件にたいし、ヴォルテールは被告の名誉回復のために奔走する。理性への信頼から寛容であることの意義、美徳を説いた最も現代的な歴史的名著。

目次

ジャン・カラス殺害のあらまし
ジャン・カラス処刑の結果
十六世紀における宗教改革の思想
寛容は危険なものなのか、また、寛容を重んずる民族は存在するか
寛容はいかなるばあいに許されるか
不寛容ははたして自然の法であり、人間の権利であるのか
不寛容は古代ギリシアの時代にもあったのか
ローマ人は寛容だったか
殉教者たち
偽の伝説や迫害の物語の危険性〔ほか〕

著者等紹介

ヴォルテール[ヴォルテール] [Voltaire]
1694‐1778。フランスの思想家・作家。パリに生まれる。早くから創作を志し、処女作『エディップ(オイディプス)』(1718年)がコメディー・フランセーズで大成功を収める。決闘騒動でバスティーユに投獄された後、イギリスに亡命。この時の見聞をもとに当時のフランス社会を批判した『哲学書簡』(’34年)を刊行するも、即発禁処分となる。’56年、「リスボン大震災に寄せる詩」へのルソーの痛烈な書簡は有名である。’61年に起こったフランスのプロテスタントに対する冤罪事件(カラス事件)に憤慨し、『寛容論』を発表

斉藤悦則[サイトウヨシノリ]
1947年生まれ。元鹿児島県立短期大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

153
寛容=Toléranceには、受け入れる心の広さとともに耐える意味も含む。それを否定する不寛容は、受け入れずカッとする、激昂するということになろうか。その不寛容が起こした「カラス事件」(息子の首つり自殺は父親による殺人として、父親は処刑された)をきっかけにヴォルテールは寛容の必要性を強く説いた。この著作は執政者側に向けたものだ。あくまでも神を信じるカトリック教徒でありながら、知性と冷静さ、公平な目で宗教や神を考え、宗教や宗派を理由に殺戮が行われる不正義を訴え、宗教を超えた融和を説く名著。まさに名著。2016/09/23

巨峰

61
カンディードが面白かったので、同じ古典新訳文庫のこの作品を読んでみた。この作品はカトリックとの対立の中で無実の罪で車裂きの刑に処されたプロテスタントの商店主のその家族の救済のために書かれたもの。キリスト教内での宗派ごとの争いは何千人もの死者を数世紀にわたって出す程の酷さだったそうですが、ギリシャローマの昔から他の宗教の事情まで引用して、寛容であることを説いた啓蒙書です。現在のフランスがテロの脅威にあいながらも、それだけでイスラム教徒を弾圧したりしないのはこういった過去の啓蒙から生まれた彼らなりの寛容だそう2016/12/12

翔亀

38
【ゲーテの時代13】ヴォルテールは本書を外せないと読友さんから勧められ「カンディード」に続けて読む。何といっても冤罪で死刑となった事件に対し、自ら立ち上がって世論を動かし無罪を獲得したというからすごい。本書はその運動の中で書かれたもの。このカラス事件は、カソリックとユグノーの対立の中で市民と裁判官の狂信により無実の人間を死刑(即時処刑)としたもの。ヴォルテールは宗教による迫害が続くフランス王国において寛容(この場合は宗教的許容といった感じ)の大切さを説く。王政を批判するわけでも宗教を否定するわけでもなく↓2021/02/05

kazi

30
1761年のフランスのトゥールーズで起きた「カラス事件」をきっかけにフランスの哲学者ヴォルテールが「寛容」というテーマについて書いたものです。『南仏ラングドック州の州都トゥールーズの布地商人ジャン・カラス(プロテスタント) の家の二階で、当夜の来客コベール・ラヴェスをまじえた夕食が終わると、長男マルク゠アントワーヌが食卓を離れて階下へ降りて行った。しばらくして次男ピエールが、客ラヴェスを送りに二人で降りたところ、彼らは首にロープを巻きつけた長男の死体を発見した。』2021/03/06

小波

21
Kindle unlimited▶︎めちゃめちゃ面白い!読んで良かった!紙の本で欲しい!時代のせいもあり差別的表現が散見される点はひっかかりますが、それでもヴォルテールの唱える寛容の理念は素晴らしいなと感じます。寛容こそ世界和平への道ですね。一神教の狂信の害悪がここでは語られますが、それは現代の偏狭なナショナリズムへの信奉や政治理念の狂信などが孕む暴力性などと通じており非常に示唆に富む一冊です。つづく↓2020/11/19

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