なぜ中国はいつまでも近代国家になれないのか

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なぜ中国はいつまでも近代国家になれないのか

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569827049
  • NDC分類 222.07
  • Cコード C0030

出版社内容情報

なぜ日本と中国には「越えられない壁」があるのか。「近代」を日本に学んだ中国知識人たちの姿から日中の本質に鋭く迫る渾身の論考。

【著者紹介】
拓殖大学客員教授

内容説明

日本には越えられて中国には越えられない「壁」とは?日本に学び近代化を成し遂げんとした8人の中国知識人たちの成功と失敗を概観し、両国の本質に迫る渾身の論考。

目次

序章 中国はなぜ近代国家になり損なったのか
第1章 中国近代革命の策源地となった日本
第2章 中華思想の守護神、張之洞
第3章 「中華思想の解体屋」梁啓超
第4章 中国近代革命の“聖女・秋瑾”と“貴公子・汪兆銘”
第5章 近代中国を動かした日本陸軍士官学校卒業生と蒋介石
第6章 「新史学」を提唱した大学者、王国維と郭沫若
第7章 中国人の悪しき国民性を暴露した大文学者、魯迅
最終章 中国の近代化はこうして葬り去られた
付章 日本に桃源郷を見た黄遵憲の『日本雑事詩』

著者等紹介

石平[セキヘイ]
1962年、中国四川省成都市に生まれる。拓殖大学客員教授。幼少期に両親が勤務先の大学から追放され、農場に下放される。1980年、北京大学哲学部に入学後、民主化運動に傾倒。1984年に北京大学を卒業し、四川大学哲学部講師に就任。その後、1988年に来日し、1995年に神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了。2007年には日本国籍を取得。著書に、山本七平賞を受賞した『なぜ中国から離れると日本はうまくいのか』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Eiichi

26
大中華思想がこの国の民を苦しめているのだろう、私利私欲を貪る精神構造そのもの、いまだに何も変わっていない中国の現状だろう2016/06/30

Tomonori Yonezawa

2
【unlimited】月刊『Voice』の連載に書き下ろしと再構成を加えたもの。氏の著作や発言を見聞きしてるならいつも通りの予想できるもの。  石平氏や中国出身の言論人、現中国共産党指導者を含む中国人を見て思うことがある。あの地には確かに何千年に渡って人が住み、文化も積み重なってきた。しかし、国が続いてきた訳じゃないんだよね。色々な民族がこれまでを否定して新しい国を興したんであって、国が何千年も続いてきた訳じゃない。  裏切りで自己利益の最大化、ルールを守らせるために外部の監視者。その役割は何処かな?2020/10/24

しかおおう

0
いまいち。 最初の方は、中国の歴史概要であり、近代国家になれていない点がわかりやすく述べられているが、その後は中国人留学生の紹介ばかりで、なんかつまらないなーと。 雑誌で連載したまとめということで、こんなもんか。2022/12/26

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