出版社内容情報
なぜ日本と中国には「越えられない壁」があるのか。「近代」を日本に学んだ中国知識人たちの姿から日中の本質に鋭く迫る渾身の論考。
【著者紹介】
拓殖大学客員教授
内容説明
日本には越えられて中国には越えられない「壁」とは?日本に学び近代化を成し遂げんとした8人の中国知識人たちの成功と失敗を概観し、両国の本質に迫る渾身の論考。
目次
序章 中国はなぜ近代国家になり損なったのか
第1章 中国近代革命の策源地となった日本
第2章 中華思想の守護神、張之洞
第3章 「中華思想の解体屋」梁啓超
第4章 中国近代革命の“聖女・秋瑾”と“貴公子・汪兆銘”
第5章 近代中国を動かした日本陸軍士官学校卒業生と蒋介石
第6章 「新史学」を提唱した大学者、王国維と郭沫若
第7章 中国人の悪しき国民性を暴露した大文学者、魯迅
最終章 中国の近代化はこうして葬り去られた
付章 日本に桃源郷を見た黄遵憲の『日本雑事詩』
著者等紹介
石平[セキヘイ]
1962年、中国四川省成都市に生まれる。拓殖大学客員教授。幼少期に両親が勤務先の大学から追放され、農場に下放される。1980年、北京大学哲学部に入学後、民主化運動に傾倒。1984年に北京大学を卒業し、四川大学哲学部講師に就任。その後、1988年に来日し、1995年に神戸大学大学院文化学研究科博士課程を修了。2007年には日本国籍を取得。著書に、山本七平賞を受賞した『なぜ中国から離れると日本はうまくいのか』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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