人生で起こること すべて良きこと―逆境を越える「こころの技法」

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569826028
  • NDC分類 159
  • Cコード C0010

出版社内容情報

人生において理不尽と思う出来事にも深い意味がある。そして起こることすべて良きことと信じるとき、物事は好転する。著者入魂の書。

内容説明

そう思い定めるとき、道は拓ける。人生の岐路で気づきを得る「50の言葉」

目次

「逆境」を越える「究極の言葉」とは何か
なぜ、我々は、逆境に「正対」できないのか
誰も大声では語らない「人生の真実」とは何か
なぜ、日本人は、「逆境」を尊いものと思うのか
人生の分かれ道で、真に「運命」を分けるものは何か
なぜ、「成功」や「勝利」のとき、我々は学べないのか
なぜ、「自己嫌悪」の深い人間が成長するのか
何が、出来事の「意味」の解釈を誤らせるのか
なぜ、尊大に振る舞う人は、自信が無いのか
なぜ、我々は、「エゴ」を捨てるべきではないのか〔ほか〕

著者等紹介

田坂広志[タサカヒロシ]
1951年生まれ。1974年、東京大学工学部卒業。1981年、東京大学大学院修了。工学博士(原子力工学)。同年、民間企業入社。1987年、米国シンクタンク、バテル記念研究所客員研究員。米国パシフィック・ノースウェスト国立研究所客員研究員。1990年、日本総合研究所の設立に参画。取締役・創発戦略センター所長等を歴任。現在、同研究所フェロー。2000年、多摩大学大学院教授に就任。社会起業家論を開講。シンクタンク・ソフィアバンクを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

96
田坂広志氏の著書、4冊目。この人の言ってることは厳しい内容も多いが、聞き手からすると痛いところをつかれた感じがあって、その実、頭の中にはスッと入ってくる。腑に落ちるところなのである。◆本書は、人生で避けては通れない逆境を乗り越える心の技法を記したものだが、とても勉強になった。◆逆境に面しても「人生で起こることは、全て良きこと」と考える→ムリなら「全て深い意味がある」と考える/起こった出来事の意味を正しく考えるには、自分の未熟さや愚かさを否定するエゴを取り払う/人生は大いなるものに導かれ(続く)2019/10/18

ニッポニア

38
聞き読み。深い考察を、ひたすら繰り返してたどり着く境地。以下メモ。起こった出来事の意味を考える、その習慣を身につける。もう一人の自分と対話する技法。答えはすべて自分の中にある。心が言葉を発するのではなく、発した言葉が心を変える。失われたものへの感謝ですべて吹き飛ばす。病は福音、すなわち良き知らせ。経営者として大成するには「戦争」「大病」「投獄」の経験が必要、いかに代替するか。「大変な問題が起こったな、だが、命を取られるわけじゃないだろう」究極我々の人生こそが、我々を育ててれた方々への恩返し。2023/06/10

Kentaro

36
日本人にとって、苦労とは、決して悪いものでも、避けたいものでもない。苦労にも良い苦労があることを、我々日本人は知っている。そして我々は良い苦労によって、成長できることを知っている。 だから、日本企業の職場では、仕事を通じて己を磨くといった言葉が語られ、仕事の苦労を通じて成長していくことを大切にする仕事観が語られてきた。それは、日本人にとっては、仕事観だけでなく、人生観でもある。 だから、かつての日本人にとっては、人生の選択は、どちらが楽かで選ぶべきものではなく、どちらが良い苦労ができるかで選ぶものだった2019/11/01

Shinchan

21
良きこととは思えないときには「人生で起こること、全てに深い意味がある」と捉える。「意味がある」と捉え目の前の事態に向き合うことで、逆境をこえる力がでてくる。2016/01/21

かいてぃ〜

17
kindleにて。『人生において「成功」は約束されていない、しかし人生において「成長」は約束されている。』序盤のこの一文でクラっときて良書だと思えました。『この出来事には何か意味がある』とか『「逆境」とは自分の可能性を引き出してくれる素晴らしい「成長の機会」である』とか常日頃から胸に刻んでおきたい言葉が沢山ありました。また、感謝について、仮に心から有り難いと思わなくても、まずは口にするだけでも良いというのは、ハワイのホ・オポノポノと相通じることにも驚いた。やはり、数多くの『ありがとう』が必要なのだな…。2016/12/20

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