出版社内容情報
マスコミ戦略や官僚の扱い方など、政権運営に長けている安倍政権。その「強さ」は本物か? 歴代総理との比較、党との関係から検証。
【著者紹介】
東京大学名誉教授
内容説明
向かうところ敵なしに見える安倍政権。「二度目の総理」ゆえの大胆かつ緻密な政権運営を展開し、菅官房長官とのタッグで官僚・閣僚・マスメディアを巧みにコントロールしている。だがそうした「強さ」は本物なのか。実はバーチャルな気分に支えられた“蜃気楼政治”なのではないか。戦後70年を迎え、安倍政権は本格的に「右」寄りイデオロギー政策に着手する。アベノミクスの行方は?憲法改正の実現性は?次なる総裁候補は?戦後政治史の中に安倍政権を位置づけ、軽やかな語り口でその実像に迫る「御厨講談政治学」、ここに開講!
目次
序章 盤石という危険、先の見えない安泰
第1章 無敵のカムバック総理―官僚・閣僚・メディアの支配術
第2章 アベノミクスとイデオロギー政策―右寄り総理への党内の反応
第3章 沈黙の自民党―野党転落への恐怖
第4章 自民党興亡の六十年―歴代宰相の政権運営
第5章 小沢一郎と小泉純一郎―レールを敷い二人の改革者
終章 この国はどこに行くのか―戦後七十年と蜃気楼政治
著者等紹介
御厨貴[ミクリヤタカシ]
1951年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学教授、ハーバード大学客員研究員、政策研究大学院大学教授、東京大学教授などを経て、東京大学名誉教授・放送大学教授・青山学院大学特別招聘教授。専門は政治史、オーラル・ヒストリー、公共政策、建築と政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件