十二の肖像画による十二の物語 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 124p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569823591
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「怖れ」「疑い」「謀(たくら)み」「誇り」――。肖像画の名品に秘められた人間ドラマを驚くべき想像力で描き出した辻邦生の傑作短編集を新装復刊。

【著者紹介】
小説家、仏文学者

内容説明

肖像画の名品に秘められた人間ドラマを作家ならではの想像力が描き出す。辻邦生の隠れた傑作短篇集。待望の復刊。

著者等紹介

辻邦生[ツジクニオ]
1925年、東京生まれ。東京大学仏文科卒業。63年「廻廊にて」で第四回近代文学賞、68年『安土往還記』で芸術選奨新人賞、72年『背教者ユリアヌス』で第十四回毎日芸術賞、95年『西行花伝』で第三十一回谷崎潤一郎賞受賞。99年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

116
これは月刊の文藝春秋に1年間にわたり連載されたものを本にしたもので私は単行本になってからとあわせて2回読んできました。今回読み直しましたが、カラフルな肖像画と辻さんの素晴らしい短編が昔読んだ時よりも印象に残りました。しかもその短篇の題名が人間のそれぞれの感情を一言で言い表しているのがいいとかんじました。2018/02/16

松風

20
辻邦生はやはり良いなぁ…。2015/08/12

こぽぞう☆

17
長年、念願だった「背教者ユリアヌス」を読んだすぐあとに、本屋で発見して即買い。美しいルネサンス頃の肖像画の人物を主人公もしくは周囲に配置しての短編集。絵も物語も良かった。2017/09/18

みーこ

13
肖像画からイメージされて書かれた物語。童話のようでもあり面白かったです。画集並みに高価な本です(笑)2015/03/24

本の蟲

10
歴史作家、辻邦生が名画鑑賞の手引き、解説文を頼まれたものの「いや物書きは小説を書くべき」とそれぞれの絵画に対して短編小説を書いたもの。13~16世紀頃の著名な絵師による十二の肖像画。描かれた人物がわかっている場合、史実や歴史的背景からエピソードを膨らませ、無名の人物の場合、想像力を駆使して書かれた十二の物語。絵画から受ける印象、そこから得られるインスピレーションを形にしたおもしろい短編集だった2021/09/10

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